-ゾッキョ-

誰よりも寒がりなのに、本日から冬のエベレスト・ベースキャンプを目指します。
緊張しているのか興奮しているのか、微妙に腰が痛くて、さめざめと下痢です。
ボクの日本国内での登山歴は、小学生のときの函館山334メートルだけなので、登山家としては純白に輝くノンキャリアです。
防寒具を買う暇がなく、今年の冬、東京で着てたごくごく普通の服装で挑戦します。
本当にエベレスト・ベースキャンプなんてところへ、行けるのでしょうか?
なんか間違ったことしてるんじゃないでしょうか?
心配すると、お尻の穴からおしっこが漏れそうです。
 
こんな感じのルートです↓

より大きな地図で エベレスト・ベースキャンプへの道 を表示
ルクラの町では、1リットルのミネラルウォーターが、カトマンズの五倍、100ルピー(96円)もします。
以降、ヒマラヤ山脈の奥地へ行けば行くほど、なにもかも値上がりします。
一台の車もバイクも走らないサガルマータ国立公園は、建築資材から缶ビールまで、便器からトイレットペーパーまで、人か家畜が背中に背負って運ぶ、ローテクゆっくり便です。
シェルパたちは、20〜30キロの荷物を運びながら余裕で携帯してて、西洋化した君たちがなんか残念です。
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コーラが、250ルピー(240円)もします。
 
朝の気温6度。
眠気も醒める寒さだけど、寒過ぎて起きたくない、裏腹な目覚め。
8時、ヌプラ山(5885m)を目指して北進。
春のような快晴。
下り坂。
荷物を運ぶ家畜ゾッキョ(ゾム)は、ナク(雄はヤクと呼ばれる)と牛(雄)の掛け合わせです。
顔がデカく、角たくましく、おとなしくて力持ち↓
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雄のゾッキョは生殖能力がないそうで、生殖能力がないということは、すなわちどういうことなのでしょうか?
EDみたいなものなのか、やる気はあるけど薄いのか?
 
あちこちにある、文字が刻まれたマニ石↓
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マニ石で家を建てると、耳なし芳一的に霊験あらたかかもしれません。
そんなどうでもいいことを考えながら歩いてます。
 
一見覇気がないロバですが、家畜としては気が強いそうで、牛歩戦術的にゆっくりと吊り橋を渡ってました↓
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ちなみに、ロバを食べるのは中国人です。
 
11時30分、パクディン(Phakding/標高2,610m)にて、休憩。
Wi-Fiカフェがありました。
なぜか携帯が通じません。
USBルーターも不通。
12時30分、休憩終了。
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14時30分、モンジョ(Monjo/標高2,835m)着。
今日の宿↓
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今日は町全体がネットの調子が悪いとかで、携帯もUSBも通じず。
シャワーを浴びれる幸せ。
ポーターのニマ君から芋をご馳走になりました。
塩を振りかけただけの芋が、たまらなく美味い。
 
携帯のリチャージカードを買ったけど、使い方がわかりません。
ピンコードを入れた後の番号が不明。
裏庭で女の子と遊んでた宿の調理人ケンドール君に、チャージの仕方を教わりました。
彼は可愛い顔して、たった一日でベースキャンプまで行ったことがある、オリンピック級の猛者です。
彼の実家は、歩いて二日かかるほど遠く、彼の作ったマカロニはたいへん残念な味でした。
宿の薪ストーブ嬉しい↓
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夜中、白糸の滝のごとく下痢。
大丈夫か、俺様。

posted by 44と書いてyoshiと読みます。

  • 朝→ 覚えていません
  • 昼→ サンドイッチ/モモ
  • 夜→ マカロニが美味しくなかった

アジア サガルマータ国立公園 ネパール 国、地域別

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本日の歩いた高低差、830メートルアップ。
年甲斐もなく二度三度と坂道を駆け上ってしまい、足に乳酸が溜まってヘトヘトです。

隊長の当てにならない安物の温度計では、室温12度。
はぐれ雲みっつの晴天。
八時に出発。/3時半

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手前は、ブエノスアイレスの上野山荘のフリーボックスにあったズボンを穿くYuko。このズボンは暖かくて重宝しました。左側のがに股は、20kgの荷物を担いで歩く“歩けミスト”OG君。

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3,000以上の高度に強い家畜ヤクと、雄牛の掛け合わせで生まれた“ゾッキョ”。ゾッキョは、3,000メートル以下で活躍できるが、雄は生殖能力がない。

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タムセルク(Thamserku/6,623メートル)。

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上り坂を黙々と歩く御一行。

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他人様のお尻を噛む馬。噛んでくれと言われて噛んでいるのか、勝手に噛んでいるのか。

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タムセルク(Thamserku/6,623メートル)を目指す、ポーターのさガール君。

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Bhote Koshi Nadi川を渡る長い吊り橋。乱暴に歩くと、よく揺れる。

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登山許可証(TIMS)を持っていないOG君との別れ。

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雪のないクンビューラ。Khumbu Yulhaと書くんだろうか? 写真の下に、ヨシ君が写っている。

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ゾッキョのお通りを待つボクら一行。

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先頭は、完全防備のYuko。

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車もバイクもないので、すべての荷物は人力で運ばれる。

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この辺は、まだ木が濃い。

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霊峰タウチェ(Taueche/6,357m)。 初登頂は1974年、フランス登山隊。

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20kgの板を6枚運んで、一日3,600ルピー(4,262円)です。

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これがエベレスト。 8,848メートル。

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エベレストのアップ。 素人だから言えるんですが、なんとなく高そうに見えないし、登りやすそうです。

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左がエベレスト、その手前がヌプチェ(Nuptse/7,879メートル)。右が世界4番目に高いローチェ西(Lhotse/8,516メートル)。ローツェとエベレストの頂上は、直線で約3kmしか離れていない。

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エベレストより高く見える、ローツェ(Lhotse/8,516メートル)。 石川直樹氏のブログ「ローツェに登頂しました! | For Everest http://www.littlemore.co.jp/foreverest/log2013vol1/201305191438.html」をどうぞ。

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エベレストを撮影するヨシ君。

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打ち合わせするYukoとガイドのラマさん。

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光り輝く機嫌の良い隊長。

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森の奥に頭を出すタムセルク(Thamserku/6,618メートル)。

トレッキング路は、茹でただけのプリミティブなジャガイモが美味しいです。
大食らいのヨシくんからジャガイモを恵んでもらって、皮を剥かないで食べていたら、ローカルの青年に皮を向いて食えと指導されました。
小学生くらいの女の子がしているリボンは、制服です。
小さなリンゴ農園。
タムセルク(Thamserku/6,618メートル)を目指して歩く。

Sagarmatha national parkの入場料は、3000ルピー(3,551円)。
Jorsaleでお昼。
シェルパ少年の目は、何かを憎んでいる。

上り坂が続く。

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これもタムセルク(Thamserku/6,618メートル)。

歩き始めたときに、チャコちゃんにおならを聞かれました。
おならの存在に気づく前に噴射してしまう年頃なのです。

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今晩泊まる町、ナムチェバザール(Namche Bazar 3,440m)。

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前回も泊まった馴染みの宿「Camp de Base」。

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宿から望むタムセルク(Thamserku/6,618メートル)。

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ナムチェバザール(Namche Bazar 3,440m)の町を徘徊する子牛。

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市では、キッコーマンの醤油が売られていた。

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熱心に金を数える老人。

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果物を売る女性。

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雲に食われるタムセルク(Thamserku/6,618メートル)。

お湯(小ポット)をもらい、味噌汁かけつけ二杯。
身体が温まります。

トレッキングを終えたOKAくんが、高価なスティックをくれたので、インスタントみそ汁をふたつ贈呈しました。
風邪ひいてたようだし、ケチケチしないでももっとあげるべきだったかもしれない。

恩田陸「月の裏側」を借りたけれど、四ページと読まないうちに寝た。
登場人物がふたりしかいないのに、もう誰が誰だかわからないのです。

帰路でも使えるWi-fi(無制限)は、500RS(591円)。
ガス湯沸かしのシャワーを浴びる。
シャワーほど、トレッキング中の幸せはないのですよ。

昨日の宿の清算1,830RS(2,166円)
ミルクティー、ホットレモン120RS (142円)

posted by 44と書いてyoshiと読みます。

  • 朝→ 44トマトエッグスープ/Yukoイモリンゴパイ/ミルクティーとホットレモン
  • 昼→ 44ダルバート450RS(532円)/Yukoツナチージサンド450RS(532円)/マサラティ80RS×2(189円)
  • 夜→ 44ダルバード/Yukoダルバード

アジア ネパール 国、地域別 ゴーキョ・トレッキング

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鼻を垂らして逝くエベレスト。
第二回エベレスト・トレッキング「ゴーキョ編」【四日目】
ナムチェバザール(Namche Bazar 3,440m)→Phortse Thanga(3,680m)/ネパール1401207

  • 個室200RS(236円)
  • Internet@ インターネットしないことを「離ンターネット」と呼んでみたりする

喉の痛みは去ったが、鼻水が出てきた。
今日は240mしか登らなかった。

自転車旅六年の大食漢ヨシ君は、やはり自転車旅の木村夫妻との親交を深めるため脱却。
木村夫妻は、先日NHK地球ラジオの「旅でござんす」に出演し、たぶんネパールについてレポートしたみたいです。
ボクらは、来年の二月に“生”出演します。

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ネパールの国鳥ダンフェ(ニジキジ)。 雄はメタリックグリーンの鶏冠を持つのに、 雌は地味です。ということは、雌が雄を求めるのか。生き物とは本来そういうものなのか。見習ってもらわねばならん。

軽い登り。

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左がエベレスト、その手前がヌプチェ(Nuptse/7,879メートル)。右が世界4番目に高いローツェ(Lhotse/8,516メートル)なんですが、エベレストより高く見えます。

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灯油を運ぶヤク。ヤクは3,000メートルの高地でしか生きられないので、雌のナクを雄牛と交配させ、ゾッキョを産ませます。ゾッキョは立派な身体をしていますが、生殖能力なし。おちんちんがあるのか、確かめるのを忘れた。強く悔やまれる。

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エベレスト、ヌプチェ、ローツェは、三点セットとして覚えたい。

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Yukoです、はい。

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こういう道は歩きやすいね。滅多にないけれど。

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エベレスト、ヌプチェ、ローツェの三点セット。 右手のローツェのほうが、鋭く高く見えます。高さとは、見るものの主観なのです。

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左側の細い線がトレッキング路です。右側の山は、アマダブラム。左側のエベレストより2,000メートルも低いのに、そうは見えない。目に見えるものであれなんであれ、しょせん主観なのです。正確な数値を求めるのは、野暮なのです。

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元気のいい隊長。トイレによく行く。そして早い。

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ポーター禿になりかけの広いおでこを持つボズラさんを撮影する帽子のチャコちゃん。エベレスト三点セットにも、雲の帽子。

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なしてこんなところをあるいてるんだべ、とかいろいろ考えているかと思いますが、頑張れYuko。

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左が、霊峰タウチェ(Taueche/6,357m)。

 

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左側の雲の素が、エベレストですよ、Yuko。あそこまで歩こうとは言いませんから、安心してください。

Dudh Koshi Nadi川の豪流、雪崩のごとく響く。

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二年前にも会ったおじさん。 76歳。眼鏡が曲がっています。お父さんに50ルピーほど寄付(59円)しました。

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おじいちゃんの奥さん。 服、たまには洗濯しませんか?

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雲はエベレストから作られるのです。

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ヒラリーが挑戦して登れなかった山クンビューラ(クンビーラ/Khumbi Yul Lha/5,761m)を望むキャンジュマ(Kyangjuma)で、休憩。クンビーラは、“金比羅”の語源で、”水の神“です。ここのナクチーズが美味いのです。

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左がタウチェ。次にローツェ。右がアマダブラム。左下の細い線が、トレッキング路。山を乗り越えれば、チベット。中国よ、待っておれっ! 行かないけど。。。

昼食は、ベルギー人のレストラン「モングラー」。
イタズラ好きの子猫がいた。

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右の道を進めば、二年前と同じでエベレストB.C. へ。左は今回の目的地ゴーキョ。 追いかけてくるヨシ君は、ここで道を間違えることになる。そして、、、

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後ろに控えるコンデリ。コンデリの壁は、悪魔のごとく。

下って下って下り。
くちばしの大きなカラス、獲物を探して、ボクらの頭上で鳴く。

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休憩するガイドのラマさん。娘さんふたり、息子さんひとり。今回は、長男のサガルー君がポーターとして付いて来た。英語が話せるサガール君は、ポーターより登山ガイドを目指している。その方が給料がいいのだ。

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タウチェ(Taueche/6,357m)。

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左アマダブラム。そしてカンテカ、タムセルク。左の集落は、たぶんフォルセ(Phortse)だ。

静かだ。
山には無駄な音がない。
わずかに川の音、そして鼻水をすする音。
そして痰を溜める音、吐き出す音。

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左から、タウチェ、カンテカ、タムセルク。

細い登り坂。
目的地が見えるのに、なかなか着かないもどかしさ。
二時着。

もしガスシャワーを浴びれば、400ルピー(473円)もかかります。
東京の銭湯がいくらするかわからないけれど、ちょっと高いよね。
半径一メートルを破壊しかねない足の臭さは我慢するとして、500円も払わなければならないほど身体は汚れていないし、誰かと勝負することもあるまい。


 

前日の宿の請求金額6,935RS(8,196円)
トイレットペーパー200RS(236円)
Wi-Fi500RS(591円)
バッテリーチャージ一時間300RS(355円)

posted by 44と書いてyoshiと読みます。

  • 朝→ 44野菜モモ320RS(378円)/Yukoチベタンブレッドと蜂蜜270RS(319円)/マサラティー80RS×2=160(189円)
  • 昼→ 44野菜炒飯450RS(532円)/Yuko野菜オムレツ350RS(414円)/ホットオレンジ80RS(94円)/ミルクティー80RS(94円)/お湯(スモールポット)600RS(710円)
  • 夜→ 44ダルバート500RS(591円)/Yuko野菜炒め麺450RS(532円)/ジンジャーティー80RS(94円)

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