旅々、沈々。

昨日新しいキャリーバッグを買ったもんで、ついつい嬉しくて荷造りしたら、寝袋はしばらく必要ないじゃんっ、てことに気づきました。
思いっきし邪魔です。
　
今日は、思い切って中国本土上陸を目指します。
日本と中国の国交正常化40周年を記念しない、という愛されてない感に満ちた昨今、火中の栗を見たいのです。
中国本土の滞在時間四時間半、特に何も起こりませんでしたし、誰にも怒られませんでした。
　
香港国際空港からA43のバスに乗って45分。
中国本土一歩手前にある、本土と香港の熱い攻防が繰り広げられる上水駅（シェンシュイえき）に到着。
この駅こそが、中国の知られざる前線で、日本人は関係ないです。
本土の入国管理が香港への入境を緩和するとの発表に、本土からの密輸業者と不法労働者の流入を懸念する香港側が、これを批判。
Facebookで集まった香港住民が駅周辺を集団散歩し、入国管理と警察に協力を要請。
多くの本土人が、不法販売容疑で逮捕されたばかりです。
深センでの一年多次マルチビザは無期限延期になり、香港側の完全勝利。
経済格差が生んだ、新しい民族紛争ですね。
　　
地下鉄MTRに乗り換えて、隣の羅湖駅（ローウーえき）へ。
イミグレの行列に並び、やっとのことで窓口にたどり着いたら、入国カードを書きなさいと言われ、再び列の一番後ろに並び直した、そこんとこPoliteなボクらです。
うさん臭い外国人の先頭に割り込む勇気がないぶん、人はマナーがよくなります。
誰もが先を急ぐ、せわしない経済特区の深セン。
人口1,447万人、世界第15位の大都市です。
　
バッタもんばっかり売っていると評判の良いショッピングモール「羅湖商業城」を冷やかしたかったけど、時間がなくてスルー。
深圳香格里拉大酒店（シャングリラホテル）で、深センで働く日本の若人T君とビールしました。
　
二週間ほど前、iPhone5の発売情報をネットで探してたら、彼のブログがひっかかり↓

posted by yoshi

祐子は、仕事とJabooの指輪作り。
　
電子レンジで、簡単チャーシューを作りました。
仕込みは昨夜。
スライスしたニンニクと生姜、みじん切りの長ネギ（Green Onion / Japanese Leek）に醤油、赤ワイン、氷砂糖（この家、普通の砂糖がどこにもない）を加え、塩をまぶして15分くらい放置した豚肉250gを突っ込んで、一晩付け置き。
で、今日。
電子レンジで、片面四分、裏面三分。
冷蔵庫で冷やして、今晩のおかずです。
普通に美味かったです。
焼豚とチャーシューの違いがよくわからないボクらですが、これでご飯いけます。
　
午後の外出。
地下鉄MTRの深水埗駅（シャム・シュイ・ポー／サムスイポー）下車。
雑貨の屋台が並ぶ「鴨寮街（Apliu Street）」です。
懐中電灯とかS字フック（←香港$5で買った）とか時計とかリモコンとか、どうでもいいものが所狭しと並んでて、いわゆるジャンク街って奴ですね、女人街（ノイヤンガイ／Tung Choi Street）とは違った面白さです。
　
祐子の仕事道具、太めの針を探しています。
あまり優しく教えてくれない四人の中国人に道を尋ねて、やっと見つけたお店が問屋だったため、香港$20（200円）で太い針を25本も買わされました。
200円は高いかもしれないなぁ...と呟きながら、次に祐子が買ったのは、露天の甘栗。

一袋、香港$34（340円）。
針より高い。
　
尖沙咀（チムサーチョイ）の、Aykutが懇意にしているPratt Roadの鞄屋さんへ。
香港$400（4,000円）で、可もなし不可もなしのキャリーバッグが売られてました。
安物買いの銭失いを家訓にするボクらには、うってつけです。
これを買うべきか、昨日の「WENGER」を買うのか。
路地に座り込んで、甘栗をほおばりながら考えます。
甘栗が甘い。
　

posted by yoshi

地下鉄MTRで、得意の尖沙咀（チムサーチョイ）へ。
本日のショッピングのテーマは、安いスーツケースと安いパンツと安い短パンです。
駅直結のショッピングモール「iSQUARE」を覗いたら、「WENGER」に、いい感じのキャリーバッグがありました。
「WENGER」は、スイス軍にアーミーナイフ納品している会社です。

「ウェンガー Wenger Sierra 30" (76.2 cm) Rolling Trolley Duffle Bag」とかいって、セール期間中につきお値段、香港$1,200（12,000円）。
予算なんて誰にも計上していないけど、明らかに予算オーバーです。
ちなみに日本で買うと、ダブルプライスの24,420円。
半額だからお得だよね、とか思いながらも、香港だとスーツケースは2,000円くらいで買えるものだから、12,000円も払うなんてありえないわけで、敗北感満載です。
欲しいものが買えないストレスを、甘いもので解消しようと飲食階へ上がり、『手づくりカツサンド 浪漫館横浜』で、カツサンド（香港$55／550円）を食べました。
これじゃ全然甘くない。
逆にソースが酸っぱい。
同じフロアのラーメン屋「山頭火」へ行かなかっただけ、大人になりました。
とはいえ、今日は山頭火の命日です。
草葉の陰から呼ばれてたんですね、気がつきませんでした。
甘い物を求めてトンカツを食う...、ボクらの弱点は、「思い」と「行動」が一致しないことだと気づきました。
ある意味、不言実行型です。
　
カントン・ロード（広東道）にある香港最大のショッピングモール「ハーバー・シティ」は、ショッピングセンターだけで約20万平米あるので、広すぎて想像できません。
ちなみに我が家の西新宿のマンションは、65平米です。
気の毒なくらい、狭いです。
　
しかも「ハーバー・シティ」はカントン・ロード（広東道）に沿って、長さが500メートルあります。
100メートル走で、五回分です。
ウサイン・ボルトでも50秒かかる距離に、gucciとかの有名ブランドが偉そうに並んでます、端まで見てないけど。
有名だけど自分にはまったく関係ないものって、そうとうに無機質で乾燥した気分です。
とにかく広すぎてどうにもならんです、ここ。
攻めようがない。
そうそうに退散しました。
　
芸術をテーマにしたショッピングモール「K11（ケー・イレブン）」を冷やかしたあと、旺角（モンコック）駅から、通菜街を南へ散歩。

より大きな地図で 女人街（ノイヤンガイ／Tung Choi Street） を表示

地図の青い線が、有名な女人街（ノイヤンガイ／Tung Choi Street）です。
露天の鞄屋さんを物色していたら、香港$580のキャリーバッグが、頼みもしないのに勝手に値引いて、250まで下がってしまいました。
半値以下。
うわっ安っ！
って驚いてみせたら、もう梱包し始める気の早さです。
買わないよと断ったら、怒られました。
なんで買わないね！
いくらなら買うね！
中国人って、買わないと怒る理不尽な商売してます。
　
本日の収穫は、パンツ三枚で香港$160（1,600円）。
Tシャツが、香港$120（1,200円）。
あーこれでやっと穴空きパンツを捨てられる。
洗濯屋さんから帰って来る、丁寧にたたまれたパンツを見るのが、辛かったのです。
　

posted by yoshi

家のオーナーAykutが、ベトナム旅行へ出かけました。
知らない人に家を貸したまま旅行するなんて、暢気なもんです。
これで一週間、完全な貸し切りです。
エアコンから氷が降ってきてビビったりしてますが、「Airbnb」での部屋探しは、悪くないです。
今のところ、二戦二勝、完全試合的な満足感です。
Airbnbの簡単な使い方は、こちら→

余談だけど、日本にも似たようなサービスがありました↓

posted by yoshi

オーナーのAykutが仕事に出たので、誰もいないリビングで仕事したり、暇をつぶしたり。
祐子の体調が、相変わらず悪いです。
悪いながらもJabooの指輪作りに励んでます。
後出しですが、ボクもそこはかとなくお尻の締まりがデリケートに緩いです。
　
香港の次の目的地は、なんだかんだの紆余曲折で、またフィリピンにしました。
ひと月だけ。
いつまでたっても成果の上がらない、無駄足の趣味「英語留学」です。
前回、前々回の学校「EB」に再入学しようと思ったけど、ライバル校の「ストーリーシェア」も気になるところです。
この学校のホームページにある"英語脳を鍛える"とかいう「サイクルラーニングメソッド」に人生の下半期をかけてみたくなりました。
「同じ授業時間でも最大限に能力を引き出します」というアオリに、身も心もゆだねてみたいのです。
「2011年に革新的な進化を遂げた」そうで、期待に胸をうずかせながらメールしたところ、満員御礼につき入学を断られました。
あれまっ。

posted by yoshi