昨日からエンジンランプが、点灯しっぱなしです。
鼻の上にとまった蠅のように気になりますが、都会へ行けばなんとかなるだろうと、ハバロフスクへゆっくりと急ぎます。
途中カフェで朝飯を食べて、洗面所で歯を磨き、10ルーブル(18円)払ってトイレを借りました。
キッチンペーパーみたいな紙を一枚しかくれませんで、そんなんで尻が拭えますか、と思わなくもないのですが、口から出てくる言葉は「スパシーパ(ありがとう)」。
お昼前に、百万都市のハバロフスクに到着。
速攻で、沿道の車修理屋さんに飛び込み。
すみません、エンジンランプが付きっぱなしになりまして、診てくれませんか?
今エンジンをかけますねって、通じていない英語で話しかけながらエンジンを始動したら、エンジンランプは綺麗に消えてなくなりました。
あれれ、です。
再現性のないトラブルほど、厄介なものはありません。
いきなり二の句がつげない。

それでも測定器を接続して、いろいろ丁寧に説明してくれる心優しいメカニックです。 しかしいかんせんロシア語。カエルの鳴き声以上に意味不明です。

測定器のメッセージは、P0420 CATALYST SYSTEM EFFISIENCY BELOW THRESHOLD (BANK1)
触媒に問題あり、ってことですかね。

彼が描いてくれた説明図。 オクタン価が92だからいけないのか? O2というのは、酸素なのか? 謎に迫っているようで、一ミリも謎は浅くならない。

ここの接触が悪かったかもしれないよ、ってなことを言ってた気がします。抜いたり差したりしたら、測定器のある部分の計測値がゼロだったのが、変わりましたから。
なんにしろどこかを修理する必要はないようで、笑って終わりでした。
「この車でカザフスタンへ行くのか! ガハハハハ」
お代500ルーブル(890円)。

今回お世話になったハバロフスクのメカニック、セルゲイ。今までに4人のロシア人男性と知りあいましたが、ふたりがアレクサンダー。残りがセルゲイです。ロシアには、セルゲイとアレクサンダーしかいないです。
とりあえずエンジンランプは一件落着。
ホステルを探します。
ネットに繋がっていなくても使える地図アプリ「Maps. Me」のお陰で、車屋さんからそう遠くないところに、いい感じのホステルを発見。

新築。綺麗です。部屋が広くて、今までの最安値です。
「Maps. Me」は、旅の必需品になりました。
方向音痴の権化のボクらが、なんせ地図なしでドライブして、一度も道に迷ったことがないのですから、神業です。

広過ぎる部屋。

珍しいことに、天井の素材に光沢があります。トイレシャワー付き。共同キッチンも広くて綺麗。
部屋に荷物を置き、外へ出て携帯屋というか通信会社の「MTC」を探します。
昨日からネットに繋がらないのです。
それにしてもハバロフスクは暑い。
長ズボンが苦痛です。

さすがロシア。「おちてぶ」が、いっぱいあります。
近所でMTCのオフィスを見つけられず、4km離れたハバロフスク駅へドライブ。
ワンブロック離れた裏道に路駐し、駅前通りのMTCへ。
親切な店員を独り占めしてSIMカードを入手しましたが、微妙にわからないことだらけです。

ハバロフスク駅。妙に綺麗です。ワンブロック離れるだけで、路上駐車できます。向かって左手に立体駐車場がありまして、泊まることもできます。

ロシアのマクドナルドと呼ばれるGolden Bird。ハンバーガーは、待たされないだけあって冷たく、食べていると白いマヨネーズっぽい液体がだらだらこぼれてきます。腹が減っていると普通に美味いです。Golden Birdは、基本的にチキン屋さんです。

晩飯のカップラーメン。韓国製。右側の黄土色は、特徴のない味が記憶に残らなくて美味しい。
探検家ハバロフの名にちなんだハバロフスク。
アムール川の東側は、清から割譲された土地です。
ロシア人の友達クリスティーナが言うには、アムール川は中国から流れてくるので汚らしいです。
清という名が泣いています。
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
O2 センサーがエラーを感知しているみたいですね。
走りに問題なければそのまま行きましょう。
念のため、たまにインジェクタークリーナーまたはハイオクを入れると良いかもしれません。
スパシーバ