-天山山脈-

検問はカザフスタンの日課です。
バルハシ湖郊外→南下→アルマトイ/カザフスタン151102

  • ホステルサマルSAMAL個室一泊6000テンゲ(2,568円)
  • 本日の走行距離 312(合計14,926)キロ
  • Internet@ 宿の無料Wi-Fi

朝、車内の気温は零度。
鮮度長持ちのチルド室です。
寝袋に包まったまま即身仏になっても悔いはない寒さです。
生存が可能かどうかというより、萎えた気力が凍ります。

今日もまたまた、警察官に呼び止められました。
カザフスタンでは、検問は日課です。
ちょっとこっち来いや!
社会主義的憲兵隊風威圧高で、ゴツい拳銃みたいのを振り回されました。
精一杯の愛想笑いを浮かべて、立てた煙草を倒さないほど静かに路肩に停まります。
頼まれもしないうちから、いそいそとパスポートと車両登録証を用意し、両手をハンドルに軽く置き、薄ら笑いを浮かべて、警察官を待ちます。
警察官が手にしているのは、スピード測定器のようです。
ショーンコネリー時代のMが作った工作物風、時代遅れの未来型デザインです。
そのスピードガンを覗き込んだりしながら、心の通わぬロシア語だかカザフ語だかで、四の五の言っています。
何を言われても鼻毛ほども意味がわからないし、わかりたくもないので、空気が読めないフリで防衛。
保険について突っ込まれたくないのです。
厳つい顔した警察官でしたが意外に堪え性がなく、三分くらいで許されました。
めでたく無罪放免。

雪山の壁が立ちはだかる、昔の首都アルマトイに到着。
キルギスタンへ行くにはこの厳しい面構えの天山山脈を越えなければいけないのかと思うと、萎えます。
アルマトイは、旧ソ連がロシア人のために造った計画都市なので、碁盤の目になった大都会です。
宿探し。
一件目の宿は、Wi-Fiが故障しているのでパス。
二軒目は留守でしたが、電話して呼び出しました。
英語で話しかけて、ロシア語で返事をされる心もとない通話です。

しばらく待ってチェックイン。
シーズンオフなので、ツーリストなんて誰もいません。
100平米を超す4LDKが貸し切りです。
新しいいい感じのキッチンがあるけれど、スーパーマーケットにロクなものがありませんでした。
腕を振るえず、残念です。

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  • 朝→ カフェ:卵焼き茶(600テンゲ/256円)
  • 昼→ 食べる暇なし
  • 夜→ 自炊:シーチキンと白菜のスパゲティ

国、地域別 中央アジア カザフスタン アルマトイ

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ピンポンダッシュに泣かされた夜。
ビシュケク→Kashat/キルギス151113

  • セルゲイのゲストハウス(個室一泊1,000ソム/1,704円)
  • 本日の走行距離 314(合計15,240)キロ
  • Internet@ 宿の無料Wi-Fi

気温7度。
富山出身の旅人Kさんに見送られ、出発。
Kさん、次回はぜひお食事にでも。

雨。
左手に険しい天山山脈、カザフスタンとの国境の川、右手に線路。

今日もまた、仕事熱心な警察官に呼び止められました。
「11kmのスピード違反なので、シュトラフ(罰金)を払いなさい」
スピード違反をした覚えはないけれど、しなかった記憶もありません。
クレジットカード払いができるからと、事務所にお呼ばれしました。
犯行を認めたわけではありませんが、口論して勝てるとは思えないので、おめおめと事務所に入ります。
事務机の前に立ち、どのクレジットカードで支払おうかとトランプのようにカードをひろげていたら、
「現金はないのか、ドルでもいいぞ」
「あいにく現金はありません。イシククル湖で下ろすつもりです」
すみません、嘘つきました。
「イシククル湖のどこで下ろすつもりなのだ」
「友達に会って、教えてもらいます」
また嘘ついちゃいました。
「友達がいるのか」
「はい。湖で待っています」
「う〜む、ならいい。もう違反はしないように」
釈放されました。
財布にお金を入れないこと、それが中央アジアの生きるコツです。

 

 

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左手の丸い建物が、キルギスの移動式住居ユルタ。雪山が近いです。

 

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コンクリートの土台がある、レベルの高いコンテナハウス。モンゴルとかキルギスの町は、コンテナが多いです。

 

琵琶湖の9倍もあるイシククル湖に到着。
標高1,606メートルです。
ソ連時代は魚雷の試験場があり、外国人立ち入り禁止。

 

 

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冬になっても凍らない謎の湖です。

 

寝るための有料駐車場を見つけましたがトイレが遠かったのでパスし、カフェはシーズンオフだからか営業していません。
ジュースを買った雑貨屋にことわって店先で寝ていたところ、どんどんと車を叩かれました。
窓を開けると、離れたところで子どもの笑い声。
ピンポンダッシュです。
無視していたら、いつまでもイタズラします。
怒鳴るのは趣味じゃないし、殴るのはキャラじゃないし、泣く泣く河岸を替えることにしました。
外に出たら、いつの間にか野次馬だらけ。
懐中電灯で我が家を照らす、馬上の騎馬民族。
ひまわりの種を食べている若人ふたり。
なんだか意味のわからないことを延々と話すおっさん。
このおっさんが恐くて悲鳴をあげるYuko。
500ソム(852円)で駐車場を貸そうかと言い出すおっさん。
ことわったら、ムチャクチャ怒ってました。
握手するだけの通りすがり。
六本のタイヤを屋根に積んで、ベッドはそのままにして夜中の出発。
10km離れた村にガソリンスタンドを発見。
駐車場をお借りして寝ます。

 

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今夜のお宿(翌朝に撮影)。林の中のボットン式トイレ小屋は、キャパオーバーのてんこ盛り。 深く座ると刺さりそうです。

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  • 朝→ 自炊:パン、卵焼き、バナナ、みかん
  • 昼→ 自炊:パン、バナナ、ドライフルーツ
  • 夜→ 自炊:「タケルくん」と缶詰

国、地域別 中央アジア キルギス イシククル湖

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トイレの壊れたドアからおっさんが覗いてた。
Kashat→カラコル/キルギス151114

  • セルゲイのゲストハウス(個室一泊1,000ソム/1,704円)
  • 本日の走行距離 114(合計15,354)キロ
  • Internet@ 宿の無料Wi-Fi

朝、車内の室温は5度。

林の中のボットン式トイレ小屋は、キャパオーバーのてんこ盛りです。
このトイレはもう使えないのだろうと、入口横で立ち小便。
大切なお道具を仕舞っていたら、トイレの壊れたドアからおっさんが覗いてました。
恐っ!

以下、写真をぱらぱら。

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通勤途中の羊。

 

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雪山と馬。

 

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みんなで渡れば恐くない。

 

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ロバと少女。

 

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撮影するYuko。

 

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吹雪のち快晴。

 

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この先に湖。

 

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牧場と天山山脈。

 

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牧場と天山山脈、その二。

 

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蟹味のチップス。蟹の味がしないのが難点。

 

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めまぐるしく変わる天気。

 

陽が暮れたような絶望的な朝でしたが、刻一刻と晴れはじめ…、と思ったら雪が降り、激しい吹雪きはやがて快晴に。
白帽子の天山山脈の立ち上がりは近く、湖は銀色に輝き、田舎道だというのに爆走する乗用車。

 

Booking.comで見つけた宿は、壁はピンク色だけど普通の一軒家。
あわててお孫さんの部屋を掃除し始めたので、民泊って奴ですね。
夜、街灯のない道をセントロを目指してとぼとぼ歩いてたら、宿のご主人セルゲイが車で拾ってくれました。
晩飯後は携帯で呼び出して、宿まで送ってもらったりして、心優しき民泊よ。

 

posted by 44と書いてyoshiと読みます。

  • 朝→ パン、バナナ
  • 昼→ カフェ:チキン。Yukoはストロガノフ(560ソム/954円)
  • 夜→ カフェ:ラグマン。Yukoはショルパ(490ソム/835円)

国、地域別 中央アジア キルギス イシククル湖

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