旅々、沈々。

歯を磨かず、顔を洗わず、オイルチェックもクーラントもチェックせず、６時半出発。
相変わらずのまっすぐ道。
景色に変化なし。
時々、生きた牛。
　
Sandfire Road Houseにて給油とソーセージ、ポテトの朝食、歯磨き、洗顔。
手塚治虫の火の鳥に似た、大きな白い鳥が歩いてました。
道路をゆっくりと横断してた蛇を轢いてしまった。
感触がステアリングに残ってます。
ぶちって音が、こだまします。
　
Pardooにて給油。
Port Headland到着。
巨大な塩田の山。
この塩田の山は、雨期にはどうなってしまうのだろう。

祐子は、キャラバンパークにて夜中まで仕事。
ボクは車の中の整理、修繕。
パワーステアリングのオイルを補充しようとしたけど、オイルは満タン。
どうすればいいのかわからん。
　
菊地シェフが薦めてくれた北方謙三「楊家将（上）」。
「楊家将」を読み終えたら、いよいよ、待ちに待った「水滸伝」。

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6時起床。
8時半、自動車修理工場へ。
車の定期点検を依頼して9時半からマクドナルドで待機。
んが、マクドナルドのネットが使えない。
お昼頃、ネットが通じるけど、充電不足。
ネットカフェでネットしながら充電（一時間5A$）。
YOUTUBEから「Your account has received one Community Guidelines warning strike, which will expire in six months.」と挑戦状が来た。
メキシコで録画した「闘鶏」が削除されてました。
どうしてくれよう。
　
車を引き取りが17時になり、17時半過ぎ、出発。
とっぷり日暮れ。
すっかり闇。
時折、バカみたいに連結したトラック野郎、こちらではロードトレインと呼びますが、彼らとすれ違うだけ。
戒厳令の夜に間違ってドライブしているような心細さ。
Gold Wireレストエリアの闇の中、晩飯。
トイレが壊れていたので、緊急を要する祐子を搬送するため、あと60キロ走ることにしました。
寝静まったStanleyレストエリアのトイレは、便座がなく、ま、便座がないトイレは世界的には珍しくもないけど、くそ壺の縁が盛り上がっただけじゃないかと思える悲しい工作物でした。
とても座れたもんじゃない、と、あの祐子がぼやいてました。
あの、祐子が。

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マイカーを定期点検に出すために、サービス工場探し。
二軒は、予約がいっぱいなので金曜日におととい来やがれと言われ、一軒は定休日。
最後の一軒は、明日の9時。
どうしてここだけ空いてるのだ？
　
マクドナルドは、今日だけネットが通じないと言い訳してました。
インターネットカフェは、3分／3A$もします。
オーストラリアじゃ普通だけどね、高い。
　
恐竜の足跡を探しに、ガンシュームポイントへ。
努力虚しく、足跡は見つけられませんでした。
真珠が光る、チャイナタウンを散歩。
　
昨夜のキャラバンパークはトイレとシャワーがイマイチだったので、新規でキャラバンパーク探し。
一軒は、35A$。高っ！
次は、34A$。高っ！
次は、32A$。高っ！
次は、満室。
でもって、今朝チャックアウトした28A$のキャラバンパークへおめおめと戻りました。
ビーチ沿いだからロケーションは最高です。
泳げるし。
泳がないけど...。
　
車の中の設備類の修繕。
　
ケーブルビーチで沈む夕陽を撮影。

夜、ギターをポロリンとつま弾いてたら、スイス人のパトリックに話しかけられました。
彼はウクレレとラッパとディジュリボーンを持ち歩いてました。
ディジュリボーンってディジュリジュとトロンボーンの間の子で初めて見たけど、なかなかキュートな楽器です。
通販で買ったそうです。
パトリックはボクが満足に英語を話せないことに気づいてないのかな、一時間も話してて...

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ダービーの桟橋を車で一周。
海は、泥。
完全な泥。
それでも釣りする人がいますね。
何、釣れるんですかね。
　
いつまでもどこまでも真っすぐな道。
相変わらず蟻塚の群れ、墓地の如く。
　
ブルームは緑豊かな町です。
バオバブの木が街路樹というのが、異国情緒があります。
　
ビーチで読書、昼寝。
昨日、オージー夫婦に推薦されたRoebuck Bay Caravan Park泊。
キャラバンパークの冷蔵庫が有料、一日1.5A$也。
せこいっすよ。

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7時20分、歯を磨かず、顔も洗わず、オイルとクーラントのチェックを忘れ出発。
前の車が落とした服を拾ってあげたりして親切ぶってたら、逆走してることに気づきUターン。
この辺は道路標識もほとんどないから、一生気づかないところでした。
次のガソリンスタンドまで、180キロ。
正直、ガソリンが持ちそうにないです。
エコモード走行と言いながら、90キロ。
　
ずんぐりしたウンコ型の蟻塚が多いです。

道路はいつまでもどこまでも直線。
11時50分、Ellendale Rest Area。
トシ君が推薦してくれたプリズンTreeは、木の中に囚人を閉じ込めてた巨大なバオバブです。
バオバブの木は、なぜか中が空洞なのです。
　
ダービーのキャラバンパークで、日記とNHK地球ラジオ「旅でござんす」の原稿をアップ。
　
今晩は贅沢してパワーサイトに泊まりました。
世界で二番目に干潮と満潮の差が激しいダービーですが、晩飯後はすっかり暗くなり、散歩しましたが途中で引き返しました。
ちなみに世界一は、カナダのノバスコシアです。
見たんだけど、忘れました。
そんなもんです。

posted by yoshi