-チロエ島-

男同士で抱き合って寝る酔っぱらい。
→ケジョン/チリ1401025

  • Residencial Esteban(一泊8,000ペソ/朝食1,500ペソ)
  • Internet@ 宿の無料Wi-Fi

南米で五番目に大きい島、チロエ島に上陸しました。
桟橋を下りれば、酔っぱらいのおっさんがふらふら歩いております。
わざわざ車道に向かって立ち小便している男性も、どうやらそうとう酔っぱらっております。
放水量がはんぱないです。
歩道の真ん中で、男同士で抱き合って寝ている彼らも、おそらく酔っぱらっておるのだと思われます。
しらふだとしたら、それはそれで恐いです。
事前にケジョンの町の宿を調べてないので、鼻ピアスのカナダ人カップルを尾行しました。
宿のあてもなく地図もない場合は、バックパッカーの後を付けるのが生活の知恵です。
安い宿に導いてくれと祈っていたら、鼻ピアスカップルが戻って来ました。
どうやら彼らもよくわかってないようで、彼らに尾行されぬよう気をつけたいです。

桟橋からまっすぐ伸びる地味なメインストリートにステージが設置され、地元の若者がラップを叫び、女の子たちが飛び跳ねていた。
場末のラップは、音量に比例してサエナイ。
歩道で抱き合うティーンエイジャーカップルが、ボクらを見て笑っています。
肉欲を包み隠さない君らが眩しくて、笑い返せない。

宿は木造二階建て。
日本の温泉地の増築につぐ増築を繰り返したような宿みたいに、館内は迷路ってます。
フロアーごとに段差があり、床はしなり、階段はきしみ、崩壊も近そうです。
狭い廊下の壁に暖炉があったりして、いつでも火事の準備はできています。
この宿は、燃えたらそうとう速いと見ました!

posted by 44と書いてyoshiと読みます。

  • 朝→ 菓子パン、バナナ、ヨーグルト
  • 昼→ 菓子パン
  • 夜→ 外食:牛肉。Yukoはカスエラ

未分類 チリ 国、地域別 南米 チロエ島

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お便り

  • Yoshiさん、Yukoさん、お二人の旅ブログ楽しみに拝見しています。私には未知の地、いつか行ってみたいと思わせる感じで、とってもいいです!これからも楽しみにしています。お身体にはくれぐれもご自愛のほど・・・日本もすっかり秋、というよりは突然冬!になってるようです。今日は北海道の旭川などかなりの降雪だったようです。ブエノスアイレスまではまだ遠いのでしょうか?

  • YOKOさん、チリの南側のパタゴニア地方もいい感じですよ。
    田舎、安全、魚介類、釣り、山々、氷河。
    プエルトモンでレンタカーを借りるのがいいかもしれません。

    遅くても11月の半ばには、ブエノスへ戻ります、
    もうそうとう暑いみたいです。

    ではでは。

名のある浮浪者が丹誠込めて建てた感のあるバラック風の家。
ケジョン→カストロ/チリ1401026

  • Hostal Bellavista(一人8,000ペソ/1,476円)
  • Internet@ 宿の無料Wi-Fi
【今日の移動ルート】11:50 ケジョン→バス(2,000ペソ/368円)→13:50 カストロ

チリの南、チロエ島のケジョンにいます。
曇天がよく似合う辛気くさい町です。
海沿いを散歩。
浜に引き上げられた漁船は、現役なのか捨てられたのか判然としない。
波のない海に浮かぶ、朽ちかけた漁船。
名のある浮浪者が丹誠込めて建てた感のあるバラック風の家が並ぶ。
木造トタン壁、剥がれたペンキ。
不揃いの釘。
処々サイズが合わなくて、急場を凌いだ感があるディテール。
火事で焼けただれた炭化した梁がのぞく家。
歩道で魚介類を売る中年女性。
紅いカニの山。
大量の蛤。
実に味のある町です。
こんなところで隠遁するのも悪くないねー。

失業者風の男性が、何やら話しかけてくるけど挨拶だけしてやり過ごす。
失礼のないように無視するポイントは、返事をするけど二度と目を合わさないこと、立ち止まらないこと。
バスの待合室でズボンの穴を繕っていたら、ここ四、五日ほど毎日顔をあわすカナダ人カップルがやってきた。
太った浮浪者が仕事がないから腹が減ったとか話しかけてくるけれど無視していたら、隣の席に座られた。
小便臭いよ、おじさん。

チロエ島の県都カストロは、どれがメインストリートなんだかわからない程度の規模です。
ガラス張りの近代的なツーリスト・インフォメーションは、営業時間だというのに誰もいない。
壁のトタンを黄色く塗った派手な教会は、ひいき目に見ればディズニーランドの如く。
チロエ島の十四の木造聖堂は、世界遺産です。
暇だったら、聖堂巡りもいいかもね。

どこの路地にも宿があるのですが、決め手に乏しく悩ましい。
派手な教会横の交差点で宿会議を開いていたら、赤いジャケットを着た初老の男性が、眺めのいい宿を紹介してくれました。
別れ際に、もしチップを払いたいならどうぞお支払いください、みたいなことを言うので、チップを払うならここには泊まらないと断り、力ない握手を交わしお引き取り願いました。
寂しい表情をされましたが、ボクらも同様に寂しいのです。
袖すり合うも他生の銭
誰もいない不用心な宿。
キッチンの食卓テーブルに、無造作に置かれたお札。
部屋から、海を見下ろす。

昼飯が遅かったので、自然と夕飯を抜きました。
腹持ちがよくなったのか、燃費がよくなったのか、消化器官が弱っているのか。
いずれにしても経済的で助かります。

【お願い】
厚生労働省よ。国民年金の保険料の支払い期間を5年間延長して65歳まで引き上げる方向で、検討しないでください。
年金は墓代じゃないのです。

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  • 朝→ 宿の朝食
  • 昼→ 外食:チキンとフレンチフライ、コーヒー。Yukoは鮭とフレンチフライ、炭酸水
  • 夜→ 食べなかった

チリ 国、地域別 南米 チロエ島

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一年分のウニを食らった。
カストロ二泊目/チリ1401027

  • Hostal Bellavista(一人8,000ペソ/1,476円)
  • Internet@ 宿の無料Wi-Fi
【本日のアトラクション】湾内船(25分/ひとり3,000ペソを2,500ペソにまけてもらった/461円)/ウニ・ワンパック3,000ペソ(553円)/蛤ワンパック1,500ペソ(276円)

午前中、Yukoは仕事。
午後、町を散歩。
まずは海岸線沿いを攻める、旅散歩の基本です。
カスエラ・デ・バクーノ(Cazuela de Vacuno)という牛肉スープを食べたくてレストランを探したのですが、なかなかない。
客引きの娘さんが純朴なお顔で、うちにはあるわよ、というので二度三度と確認してからお店に入ったけれど、あったのは鶏肉スープでした。
悪気のない犯行は、憎めない分、始末に負えません。

一番右の建物が、騙されて入ったレストラン。魚介類のスープは美味かったです。こういう海上の家をパラフィートと言います。

一番右の建物が、騙されて入ったレストラン。魚介類のスープは美味かったです。こういう海上の家をパラフィートと言います。

市場の横で餌を強請るアザラシが、意外に可愛い。

カメラを向けると、逃げられる。

カメラを向けると、逃げられる。

サンドイッチ屋さんの親子と、小船で湾内をクルーズ25分。

帰宅して昼寝。
Yukoは仕事に忙しい。
夕方、市内の内陸部を散歩。

正面のドアは、トマソンです。赤瀬川原平さん、さようなら。

正面のドアは、トマソンです。赤瀬川原平さん、さようなら。

PA287026

晩飯はウニ三昧。

市場のウニと蛤。

市場のウニと蛤。

食っても食っても減らないウニ。
ひとり三百円くらいで、ウニ食い放題の僥倖。
コジャイケで買ったキッコーマンの醤油が、大活躍しました。
蛤のみそ汁。
刻んだタマネギ、パクチーとチリをまぶした蛤のセビッチェに、檸檬を豪快にぶっかけて食らう。
蛤とウニの肉汁にむせぶ。

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  • 朝→ 食べなかった
  • 昼→ 外食:魚介類のスープとワイン。Yukoはカスエラと豚肉
  • 夜→ 自炊:ウニ丼、蛤のみそ汁、蛤のセビッチェ

未分類 チリ 国、地域別 南米 チロエ島 カストロ

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ウッドデッキの南側に露天風呂。
カストロ→クカオ/チリ1401028

  • Hostal Cucao (ドミトリーひとり一泊15,000ペソ/2,810円)
  • Internet@ 宿の無料Wi-Fi
【今日の移動ルート】12:30 カストロ→バス(1,800ペソ/336円)→14:00 クカオ

バスの待ち時間に、ターミナルでコーヒーブレイク。
1,800ペソ(336円)のバスを待ちながら、1,200ペソ(224円)のミルクコーヒーを飲めるぐらいの大人になりました。
サスペンションの効かないローカルバスが未舗装道路をちんたら走り、ど田舎のクカオに着いたころ、雨は激しく横殴ってました。
運転席横のドアを開けて、さぁ着いたぞ降りたまえと促されましたが、勘弁してください。
こんな嵐に放置されたら、身体はともかく心が死にます。
我がまま言って申し訳ありませんが、終点まで乗り続け、そのまま折り返す。
距離によってバス料金が違うのですが、そこは袖すり合うも多生の情けって奴でまけてもらう。

雨のなか、大きな荷物を抱えて安宿を探す気力がありません。
チロエ国立公園から一番近い、ボクらの通常予算より二倍も値が張るHostalに部屋を取りました。
しかしこの宿が、最高にいいのです。
微妙に手作り感がある佇まいに、ガラス張りの入口。
湖に面した、柵のないウッドデッキが左右に広く、南側の露天風呂に風情あり。

PA287031

ウッドデッキから生えた雑草は、パンツからはみ出た陰毛のごとく。

ウッドデッキから、リビングを望む。右側の黒いのが、薪ストーブ。

ウッドデッキから、リビングを望む。右側の黒いのが、薪ストーブ。

魅惑の露天風呂。

魅惑の露天風呂。

左手前は、湯船。湖の水を使ってます。

左手前は、湯船。湖の水を使ってます。

広いウッディ調のリビングに暖炉。
藤製の籠に積まれた薪。
ウッドデッキに面した大きな窓から対岸の森を望み、大型ソファがふたつ。
階段幅が広いっていうのは、最高の贅沢ですね。
大人しい黒い犬と、落ち着きないベージュの犬。
たまにはね、こういう宿に泊まらなきゃね、って感じの大人の宿です。
ドミトリーで、ひとり一泊15,000ペソ(2,810円)。
六人ドミトリーに、トイレシャワーがふたつもあります。
個室だと50,000ペソ(9,400円)。
懐の深いソファを陣取って、暖かい紅茶。
テレビがないのが、いいのだ。
贅沢な午後。

ミニ・マーケットまで散歩。
一本道を迷ってしまうボクらの不甲斐なさは、旅を深めてくれます。
地元の少女に道を尋ねて触れあう国際交流。
吠え立てる犬。

昼飯に緊急用のインスタントラーメンを食べ、嵐にさざめく湖面を眺めて過ごす。
湖面を走る霊気のような風。
北側の窓に打ち付ける雨。
東側の窓は少しも濡れず。
対岸が柔らかく消えてゆく。
露天風呂に入る娘さんたちを素早く一瞥。
暗くてよくわからんかった。

もう五十歳なんだから、たまにはこういう宿で鋭気を養わないと禿げちゃうね。

posted by 44と書いてyoshiと読みます。

  • 朝→ 菓子パン
  • 昼→ 自炊:インスタントラーメン、ソーセージ、ワカメ、ゆで卵
  • 夜→ 自炊:りんごとポテトチップス。ワインの小ボトル

未分類 チリ 国、地域別 南米 チロエ島 クカオ

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お便り

  • 40を前にしてもはや禿げてますが、この宿はいいですね〜スバラシイ。しかもインスタントラーメンというのがまたいいですね。僕らもこの週末に気持ちのいい宿に泊まってきましたが、炒飯喰ってました。もちろん醤油持参で。おしゃれには生きれませぬ。

  • おっとぉ、旦那は剃ってるからわからんがな。
    長髪にして、写真を送ってください。
    判定いたします。

誰かん家の農場をさ迷っていた。
クカオ二泊目/チリ1401029

  • Hostal Cucao (ドミトリーひとり一泊15,000ペソ/2,810円)
  • Internet@ 宿の無料Wi-Fi

朝、ドミトリーのドアを開けたら、娘さんが黒パンツ一丁で立っていた。
先方は平然としているのに我が輩が動揺してしまい、上半身がどうなっていたのか思い出せないのが、心より無念です。
中国人だか韓国人だかわからない東洋人のおっさんに半裸を見られても平気なんですね。
そうなんですね。

朝飯を食べてたら、ウッドデッキの先の湖でカワウソが泳いでいた。
この辺のカワウソは、絶滅危惧種のポスターにHuillín(Lontra provocax)とあるんですが、辞書っても出てきません。

ベランダから朝陽を拝む。

ベランダから朝陽を拝む。

午前中、トレッキング。
コースはこんな感じです↓

宿のベージュの犬が、勝手に付いて来た。

ビーチを目指して、間違って知らん人の農場を勝手に歩いてしまった。犬が先導してくれるが、道じゃなかった。

ビーチを目指して、間違って知らん人の農場を勝手に歩いてしまった。犬が先導してくれるが、道じゃないし。

道なき道を歩き続け、鉄条網に行く手を阻まれ、それを乗り越えるも、やっぱり進めなくなった。どうしてぼくらは、いつも道を間違えるのだろう。

道なき道を歩き続け、鉄条網に行く手を阻まれ、それを乗り越えるも、やっぱり進めなくなった。どうしてぼくらは、いつも道を間違えるのだろう。

宿の犬。どんどん先に歩くくせに、

宿の犬。どんどん先に歩くくせに、

ボクらが遅いと、待っててくれる。

ボクらが遅いと、待っててくれる。

看板の文字「SENDERO」を辞書ると、「ペルーのゲリラ組織」とある。右も左もゲリラ組織かね。

看板の文字「SENDERO」を辞書ると、「ペルーのゲリラ組織」とある。右も左もゲリラ組織かね。

この先が太平洋。写真じゃわからないけれど、豪雨と強風。強烈に寒い。人はなぜ、わざわざこんなところに来るのか。

この先が太平洋。写真じゃわからないけれど、豪雨と強風。強烈に寒い。人はなぜ、わざわざこんなところに来るのかね。自分でわからん。

 

手前は、川。奥の白いのが海。泳いだら、確実に死ぬっす。

手前は、川。奥の白いのが海。泳いだら、確実に死ぬっす。

PA297080

こんな陰気な海を撮影して、どうするつもりなのかYukoよ。

PA297076

写真じゃわかりにくいけれど、ってか、わからないけれど、二本の川がぶつかった河口です。川が河口でぶつかるって、非常に珍しいことです(たぶんね)。

風上側の身体だけ濡れまくって帰宅。
暖炉で服を乾かして、誰もいない静かなリビングで過ごす。
寒い観光より、快適なリビングがボクらの旅です。
風に触られる湖面って、意外に動きがあります。
霊気のような素早いさざ波が走り、きびすを返し、回転して消える。

posted by 44と書いてyoshiと読みます。

  • 朝→ 宿の朝食。それなりに豪華
  • 昼→ 自炊:トマトだけのスパゲティ「ポモドーロ」
  • 夜→ 自炊:インスタントラーメンのスパゲティ、焼いたタマネギとソーセージ、ワカメスープ

チリ 国、地域別 南米 チロエ島 クカオ

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