名のある浮浪者が丹誠込めて建てた感のあるバラック風の家。
ケジョン→カストロ/チリ1401026

  • Hostal Bellavista(一人8,000ペソ/1,476円)
  • Internet@ 宿の無料Wi-Fi
【今日の移動ルート】11:50 ケジョン→バス(2,000ペソ/368円)→13:50 カストロ

チリの南、チロエ島のケジョンにいます。
曇天がよく似合う辛気くさい町です。
海沿いを散歩。
浜に引き上げられた漁船は、現役なのか捨てられたのか判然としない。
波のない海に浮かぶ、朽ちかけた漁船。
名のある浮浪者が丹誠込めて建てた感のあるバラック風の家が並ぶ。
木造トタン壁、剥がれたペンキ。
不揃いの釘。
処々サイズが合わなくて、急場を凌いだ感があるディテール。
火事で焼けただれた炭化した梁がのぞく家。
歩道で魚介類を売る中年女性。
紅いカニの山。
大量の蛤。
実に味のある町です。
こんなところで隠遁するのも悪くないねー。

失業者風の男性が、何やら話しかけてくるけど挨拶だけしてやり過ごす。
失礼のないように無視するポイントは、返事をするけど二度と目を合わさないこと、立ち止まらないこと。
バスの待合室でズボンの穴を繕っていたら、ここ四、五日ほど毎日顔をあわすカナダ人カップルがやってきた。
太った浮浪者が仕事がないから腹が減ったとか話しかけてくるけれど無視していたら、隣の席に座られた。
小便臭いよ、おじさん。

チロエ島の県都カストロは、どれがメインストリートなんだかわからない程度の規模です。
ガラス張りの近代的なツーリスト・インフォメーションは、営業時間だというのに誰もいない。
壁のトタンを黄色く塗った派手な教会は、ひいき目に見ればディズニーランドの如く。
チロエ島の十四の木造聖堂は、世界遺産です。
暇だったら、聖堂巡りもいいかもね。

どこの路地にも宿があるのですが、決め手に乏しく悩ましい。
派手な教会横の交差点で宿会議を開いていたら、赤いジャケットを着た初老の男性が、眺めのいい宿を紹介してくれました。
別れ際に、もしチップを払いたいならどうぞお支払いください、みたいなことを言うので、チップを払うならここには泊まらないと断り、力ない握手を交わしお引き取り願いました。
寂しい表情をされましたが、ボクらも同様に寂しいのです。
袖すり合うも他生の銭
誰もいない不用心な宿。
キッチンの食卓テーブルに、無造作に置かれたお札。
部屋から、海を見下ろす。

昼飯が遅かったので、自然と夕飯を抜きました。
腹持ちがよくなったのか、燃費がよくなったのか、消化器官が弱っているのか。
いずれにしても経済的で助かります。

【お願い】
厚生労働省よ。国民年金の保険料の支払い期間を5年間延長して65歳まで引き上げる方向で、検討しないでください。
年金は墓代じゃないのです。

posted by 44と書いてyoshiと読みます。

  • 朝→ 宿の朝食
  • 昼→ 外食:チキンとフレンチフライ、コーヒー。Yukoは鮭とフレンチフライ、炭酸水
  • 夜→ 食べなかった

チリ 国、地域別 南米 チロエ島

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