【今日の移動ルート】12:30 カストロ→バス(1,800ペソ/336円)→14:00 クカオ
バスの待ち時間に、ターミナルでコーヒーブレイク。
1,800ペソ(336円)のバスを待ちながら、1,200ペソ(224円)のミルクコーヒーを飲めるぐらいの大人になりました。
サスペンションの効かないローカルバスが未舗装道路をちんたら走り、ど田舎のクカオに着いたころ、雨は激しく横殴ってました。
運転席横のドアを開けて、さぁ着いたぞ降りたまえと促されましたが、勘弁してください。
こんな嵐に放置されたら、身体はともかく心が死にます。
我がまま言って申し訳ありませんが、終点まで乗り続け、そのまま折り返す。
距離によってバス料金が違うのですが、そこは袖すり合うも多生の情けって奴でまけてもらう。
雨のなか、大きな荷物を抱えて安宿を探す気力がありません。
チロエ国立公園から一番近い、ボクらの通常予算より二倍も値が張るHostalに部屋を取りました。
しかしこの宿が、最高にいいのです。
微妙に手作り感がある佇まいに、ガラス張りの入口。
湖に面した、柵のないウッドデッキが左右に広く、南側の露天風呂に風情あり。
ウッドデッキから生えた雑草は、パンツからはみ出た陰毛のごとく。
ウッドデッキから、リビングを望む。右側の黒いのが、薪ストーブ。
魅惑の露天風呂。
左手前は、湯船。湖の水を使ってます。
広いウッディ調のリビングに暖炉。
藤製の籠に積まれた薪。
ウッドデッキに面した大きな窓から対岸の森を望み、大型ソファがふたつ。
階段幅が広いっていうのは、最高の贅沢ですね。
大人しい黒い犬と、落ち着きないベージュの犬。
たまにはね、こういう宿に泊まらなきゃね、って感じの大人の宿です。
ドミトリーで、ひとり一泊15,000ペソ(2,810円)。
六人ドミトリーに、トイレシャワーがふたつもあります。
個室だと50,000ペソ(9,400円)。
懐の深いソファを陣取って、暖かい紅茶。
テレビがないのが、いいのだ。
贅沢な午後。
ミニ・マーケットまで散歩。
一本道を迷ってしまうボクらの不甲斐なさは、旅を深めてくれます。
地元の少女に道を尋ねて触れあう国際交流。
吠え立てる犬。
昼飯に緊急用のインスタントラーメンを食べ、嵐にさざめく湖面を眺めて過ごす。
湖面を走る霊気のような風。
北側の窓に打ち付ける雨。
東側の窓は少しも濡れず。
対岸が柔らかく消えてゆく。
露天風呂に入る娘さんたちを素早く一瞥。
暗くてよくわからんかった。
もう五十歳なんだから、たまにはこういう宿で鋭気を養わないと禿げちゃうね。
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ 菓子パン
- 昼→ 自炊:インスタントラーメン、ソーセージ、ワカメ、ゆで卵
- 夜→ 自炊:りんごとポテトチップス。ワインの小ボトル
40を前にしてもはや禿げてますが、この宿はいいですね〜スバラシイ。しかもインスタントラーメンというのがまたいいですね。僕らもこの週末に気持ちのいい宿に泊まってきましたが、炒飯喰ってました。もちろん醤油持参で。おしゃれには生きれませぬ。