今日は、29.6km歩きました(合計950km)
7時間
ワインが出る魔法の蛇口を訪ねる。
9.5ユーロの定食で、ワインが一本ついてくる幸せ。
かなり寒いけど、海水パンツで巡礼中。
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今日はボデガ(ワイナリー)に立ち寄るので、いつもより一時間遅い七時に出発。
しとしとぴっちゃんと、小雨です。
寒いけど、朝から海水パンツにTシャツです。
気温にあわせた洋服選びが、できません。
いつも“決めうち”してます。
鉄のオブジェ。こういうのは、どうやって作るのだろう?
高さ10センチくらい。ボデガの近くの家の門に飾ってありました。
いい味出てます。
レタリングも悪くないです。
鍛冶屋の仕事ですかね。
スペイン巡礼のハイライトのひとつ、蛇口をひねればワインが出て来るボデガ(ワイナリー)に到着。
左の蛇口がワイン。右の蛇口が水。無料。
ボデガの前で、こんにちはと日本語で挨拶してくれたのはオーストラリア人巡礼者。
お孫さんと巡礼中のO氏のポンチョは、小粋なディズニーランドのデザイン。
タイル貼りの建て売り住宅地区を抜ける。
スペインの住宅事情は、新築が多くて風情がない。
昼飯にMENU(定食)を頼んだら、ワインが一本まるまる付いてきました。
メインは、ステーキです。
すごいねスペイン。
それで9.5ユーロは、安いんじゃないかい。
ちょい寒だけど、冷えた赤ワインが五臓六腑に染み渡ります。
「飲みきれなかったワインを持ち帰っていい?」
恐る恐る訊いてみたところ、他の容器に移せば構わないそうです。
瓶を持ち去られると困ると申しておりました。
前菜のスパゲティは、悲しいほどに緩かったです。
メインのステーキは、何も足さない何もひかない塩味。
いまのところスペインのグルメ巡礼は、フランスに及ばない感じです。
ワインは悪くないんだけどね。
雨があがった。股間が筋肉痛になりそうなほど寒い。気温は、たぶん12度くらい。体感温度です。
どんなに寒くても海パン。男の意地です。
晩飯は、宿指定のレストランにて。
ノルウェー人のウラン、スイス人のジョセフ、一見さんのオーストラリア人、無駄に背の高いスウェーデン人とテーブルを囲みました。
今宵のワインは、スペインを代表するリオハ産。
主にジョセフとボクが、ぐいぐいとぐい飲み。
ジョセフは、英単語「SAY」の過去形を訊いてまわるほど酔っぱらい、調子にのってボトルを一本お代わりしてましたが、それって無料だったんだろうか?
教師志望のスウェーデン人は、村上春樹がお好きです。
先日春樹の新刊が出たよ、と教えてあげたらずいぶん喜んでくれたんだけど、一行も読んでいないのでそれ以上なにも語れず。
せめてタイトルくらい英訳すればよかったのですが、「pilgrimage(巡礼)!」と叫んだのみです。
さて次は、オーストラリア人の厄介な質問です。
福島の原発事故については、生憎とボクらの専門外なので、有効な説明をできませんで、すみません。
敗因はボクらの致命的な英語力不足だけでなく、そもそも事故について何一つ知識を持ち合わせていないという情報収集力の欠如です。
語るもののない者に、英語は百年早い!
Yukoは、カメラマンのウランに、「煩悩」の意味を教えてました。
どんな会話の流れで、そんな深みにはまるのでしょうか。
それにしてもYukoさん、煩悩は88じゃないよ、108だよ。
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ ハム、パン、バナナ、リンゴ
- 昼→ 巡礼定食9.5ユーロ。ワイン一本。ステーキ、サラダ、デザート
- 夜→ アルベルゲ(宿)の提携レストラン
悪い小人に連れて行かれないようにね!