昨日の荷物減量化作戦で、祐子の古着数着とゴムの伸びきったボクのジャージを、放出することにしました。
捨てると貧乳が痛むので、宿の女の子に、まだ着られるからどうぞ、と差し出したら、鼻で笑って返されました。
か、軽くヘコんだす。
タクシーで空港に着いたのはいいけど、ターミナルが違うじゃん、って気づいたときには、タクシーが去ったあとでした。
か、軽く目眩がしました。
Air Asiaのカウンターでチャックインして荷物を預けたあと、ボーディングゲートで、あろう事か手荷物から十徳ナイフが出て来ちゃいました。
あの紫外線だか赤外線だかX線だかのチェックって、いい加減にやってるようで、ちゃんと見てるんですね。
赤いボディに十字のスイス国旗が渋い、VICTORINOX社のスイスアーミーナイフで、眼鏡のネジも閉められる最強版です。
没収されるのは、あまりにも惜しい家宝です。
背に腹は代えられまい、体調が悪い祐子が、はるばるチェックインカウンターまで戻りました。
Air Asiaのカウンターで預けた荷物を取り出させて、十徳ナイフをスーツケースに仕舞ってきました。
一度預けた荷物を引っ張りだすことができるとは、知りませんでした。
今思えば、健康過ぎるボクが行くべきだったかもしれません。
けどね、こういうときに我が身を顧みず献身的な動きを見せる妻なのですよ。
許してやってください。
で、香港。
予約した彌敦道(ネイザンロード/Nathan Rd.)の重慶大厦(チョンキンマンション)に到着したのが、22時10分前。
宿は16階。
エレベーターが動かなくなるのは、22時。
あと10分しかないっていうのに、こんなときに「こそ」スーツケースの足が完全に壊れてしまう天中殺。
歩道であたふた応急措置をしていたら、宿の客引きがウルサイ。
「安いよ、安いよ」
「もう宿は予約済みだから」
「200$だよ、安いよ」
「だから、もう宿は予約したって」
「どこ、どこの宿」
「どこって、えーと、どこだっけ、祐子〜」
呼び込みの相手をしている暇はないんです、エレベーターが止まってしまう。
観光客でいっぱいの歩道を荷物を引きずるようにして進めば、重慶大厦(チョンキンマンション)の入り口は、何か事件があったらしく警察と野次馬がごった返してて、うかつに近寄れない。
あと三分。
人ごみをかきわけるだけで、一苦労。
祐子は、いつの間にか知らない黒人に荷物を運んでもらってました。
「優しい人には気をつけよう」
という我が家の標語を掲げる暇もありません。
館内に入っても、D棟のエレベーターがどこにあるのか、さっぱりわからない。
相変わらず、宿の客引きがウルサい。
「安いよ、安いよ」
「200$だよ、安いよ」
「どこ、どこの宿」
この繰り返し。
あと一分。
絶体絶命、の香港。
脂汗を書きながら振り向けば、あっちもこっちもガタイのいい黒人だらけ。
あるいは、ずらりと並んだ濃いめのインド人。
どいつもこいつも人相悪っ。
チェックイン後に確かめたら、エレベーターは、24時間動いてました。
疲れ果ててしまい、晩飯は奮発して「大戸屋」。
26.2kg+16.9kg+14.9kg
合計58kg
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ 宿の朝食。チキンを炒めたもの
- 昼→ クアラルンプールの空港で、サンドイッチ
- 夜→ 彌敦道(ネイザンロード/Nathan Rd.)の「大戸屋」で、蕎麦。祐子はうどん(香港$194.7/1,948円)
香港からまたフィリピンに行っちゃうの?
良かったら物価の安いバンコックですよ。
中米や南米に移る前に、東南アジアを制覇しなきゃ。
もしお二人がそちらに行くなら合流するけど、、、。
10月10日発台北経由バンコック行きのチケットを健闘しています。
如何でしょうか?