高度順応のため、近所を散歩する一日。
痰の萌芽が芽生えたような、喉の存在を感じる。
風邪の知らせ。
隊長の当てにならない安物の温度計では、室温10度。
散歩へ。
さくさくと霜を踏む。
手前がナムチェバザールの町。奥の山がコンデリ峰(6,187m)。
世界で初めてエベレストに登頂したシェルパ、テンジン・ノルゲイ氏の像。七回目にして初登頂。彼はカメラの使い方がわからないので、エドモンド・ヒラリーの登頂時の写真はない。後ろ左がエベレスト。
かつて、宗教上の理由で登頂を許されていなかった霊峰タウチェ(Taueche/6,357m)。1974年にフランス隊が初登頂を果たし、それを記念して、なぜか日本で“タウチェ”ブランドが生まれた。
6,866mながら、登るのが難しいらしいアマダブラム(Amadablam)とテンジン・ノルゲイの像。アマダブラムは、シェルパ語で「母の首飾り」。
エベレスト三点セットです。左がエベレスト、その手前がヌプチェ(Nuptse/7,879メートル)。右が世界4番目に高いローチェ西(Lhotse/8,516メートル)。
エベレストを前にたたずむヨシ君。大食漢である。
シャンボチェからベースキャンプまでヘリコプターをお願いすると、US$1500(4人乗り)。
登って登って登る。
ガイドのラマさんが、イエティ(雪男)の頭がある寺に行かないかい? と訊いてくれたけれど、本物なら行く、と言って断りました。
雪のない山クンビューラ(クンビーラ/Khumbi Yul Lha/5,761m)。クンビーラは、“金比羅”の語源です。
たぶん、この先はインド。インドの半分は、トイレが家にないというから恐れ入る。トイレのない民族には、とにかく勝てないな。
インドの人口は、2026年には中国を抜き世界一となる。インド人が全員水洗トイレを使うと、世界の水がなくなるという出典のはっきりしない話があるけれど、頑張れインド!
9:53、シェルパエベレストビュー着。
エベレストビューホテルの入口で、自転車の木村夫妻に対面。
エベレストビューホテルの親子丼はUS$25もするので、ジンジャーティーを小ポットで頼む。
草を食む家畜ヤク。草はいうほど身の丈はなく、地に這う色の悪い雑草を舌でこそげている。これであの巨体を維持するエネルギー効率の良さ。栄養が偏るほど太るという意味がわかる気がする。彼らが30リットルの水をふたつ担いで一日運ぶと、送料1200ルピー(1,420円)。ゾッキョ(ヤク)使いの賃金は、1000ルピー(1,183円/六頭まで)。
左側のわずかに煙を吐いているのが、エベレスト。真ん中の山がアマダブラム。
急な石段を登る御一行。
タムセルク(Thamserku/6,618メートル)とYuko。タムセルクは襞が美しいのだ。
ボクは鳩胸かもしれない。決して筋肉ではない。
チャリダー、ヨシ君。名もなき山を征す。
6,856mのアマダブラム。登山ツアーに参加すると、ひとり130万円。カトマンズ発着34日間。決して登ってみたいとは思わない。
昼飯を食べたクムジュンのレストラン。
レストランのオヤジだと思ったら、近所のおっさんだった。
レストランのご子息。
集落の風景。どいつもこいつも携帯を持っている。
薪を運ぶおばちゃん。
ここのシェルパシチューは、誠に美味しい。クリームシチューからクリーム味をとった感じです。
水を50リットル高台へ運べば(20分)、100ルピー(118円)稼げる。ちょっと持ってみたけれど、滅茶苦茶重い。ちなみに写真は可愛らしい女の子。
近所のヒラリー校を通り抜ける。
このヒラリー校の卒業生の半分は留学するらしい。
五色のタルーチョとチャコちゃん。雪山と青空。はぐれ雲さえない。
ぼくら。
登って登って、下る。
センボチェエアポートを通り過ぎて、ナムチェバザールを目指す。
2:50、帰宅。
お湯を小ポットで頼んで、味噌汁を一気飲み。
ガスのシャワーを浴びて身体がすっかり温まり、油断して昼寝すれば風邪の兆し。
満月明るすぎて星が見えぬ夜。
ガイドのラマさんが酔っ払った。
ナムチェバザールが、トレッキング路の最後のまともな集落です。
この後、シャワーも洗濯もなくなります。
ま、実際はあるんだけど、高いし問題ありだしで、利用しません。
洗濯380RS(449円)
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ 44トマトスープ250RS(295円)/Yukoチベタンブレッドと蜂蜜270RS(319円)/マサラティー×2=160RS(189円)
- 昼→ 44シェルパスープ300RS(355円)/Yukoシェルパスープ300RS(355円)/アチャールなるものが辛い/茶
- 夜→ 44ガーリックステーキ550RS(651円)/Yukoスイスロスティ425RS(503円)/お湯(スモールポット)200RS(236円)/茶