友達がいないので、ひとりで散歩しました。
寂しくないです。
目指すは、ドンパ市場とフエ王宮(シタデル/Hue Imperial City)です。
バイクタクシーとトゥクトゥクの客引きがひっきりなしに声を掛けてくるけれど、最近はきちんと英語で返事をしています。
ありがとう、だけどけっこうです。歩きたいのです。散歩が好きなのです。今日はいい天気ですね。また今度お願いします。じゃぁね。
英語の反射力を身につける、いい訓練になります。
無駄に笑顔もふりまいています。
ただ彼らが、自分の言いたいことしか言わず、最後に「OK?」で締めくくればそれで受注できるだろうという幼稚な営業トーク一直線で、全然こちらの話を聞いてくれないのが、残念です。
顧客の声を拾いましょうよ。
ドンパ市場は、特に欲しいものもないので、ただウロウロ歩くだけです。
山積みされたスルメに心惹かれましたが、スルメを齧って前歯が抜けた旅人を思い出し、買い控えました。
市場内の食堂とも言えないほどの小さな食堂のおばちゃんの営業が、想像以上に積極的です。
食べて来なよー、お兄さん、ほらーっ!
追いかけて来て、ボクの腕をぐわしと掴んで、けっこう強引に椅子に座らせようとします。
食べたばっかりだから、お腹一杯なんですよー、また今度食べに来ますね。
って、真面目に英語で返答してますが、誰も聞いちゃいません。
おばちゃんの手の温もりがいつまでも腕に残っているなぁと思ったら、赤やら緑やらの野菜のくずがねっとりべったり付いていました。
手を洗って、客引きしてくださいな。
結局、あまり客引きしない静かなお店でフォーを食べたのですが、もしかしたらこれがフエ名物の「ブンボー・フエ」って奴かもしれません。
「フォー」と「ブンボー・フエ」の違いがよくわかりませんが、一人旅なので相談する相手がいません。
謎は謎のままです。
それより問題は、お店のおばちゃんが、切ったハムを豪快に地面に落としてしまったのですが、拾ってもゴミ箱に捨てません。
さりげなくテーブルの隅に置いてます。
目撃者がいなくなったら、お皿にもどすつもりですね。
地面、けっこう汚いんですけど。
写真の右側に足がある???
フエ王宮(シタデル/Hue Imperial City)は、広い。
フエのフエ王宮(シタデル/Hue Imperial City)に入りました。
鎖で繋がれた象。鼻で鎖を引っ張ったり、何歩で鎖がいっぱいになるか、何度も数えてました。彼は、絶対に作戦を立ててましたね。近いうちに全力で鎖を千切るものと思われます。
ベトナム戦争で、かなりの建物が壊されたそうです。
グエン朝第2代皇帝ミンマン(Minh Mang)帝の子供は、142人。
なんで廊下ばっかり写真撮ってるんだろ。
橋の上の崩れた建物。
塀の上の雑草。
何が撮りたかったのか、よくわかりません。
美しく朽ちた塀。
ベトナム戦争の痕。…だと思うんだけど…
堀。こういうため池みたいのがあると、蚊が大量に発生したんじゃないかと、心配です。
この日の夜、雨が降ったくらいですから、天気はイマイチだったわけです。
実は、これでも北京の紫禁城を真似た王宮です。
得意のAndroidのアプリ「Mytracks」によると、
夜、雨。
宿から借りた増田俊也「シャトゥーン ヒグマの森」を一挙に読みました。
熊が人間を食べるシーンに力が入ってます。
食べられてる人がなかなか死なないのが、不気味です。
小説としてはイマイチだけど、単純に面白かった。
今日のお小遣い
朝飯のフォー 20,000ドン
昼飯のフォー 20,000ドン
晩飯のステーキとビール 60,000ドン
バスチケット US$29
入場料 180,000ドン
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ フォー(20,000ドン/89円)
- 昼→ フォー(20,000ドン/89円)
- 夜→ ステーキとTigerビール(60,000ドン/267円)