日中の気温33度。
ウランウデの街は、Tシャツでも暑いです。
道ゆく人たちの顔は、モンゴル系の丸顔と細い目。
彼らがロシア人だと思えば違和感ありまくりですが、お陰様でボクらのみそ汁顔は街にとけ込んでいます。誰もボクらを外人だとは思いますまい。
今日の目的地は、世界の淡水の五分の一も集めたバイカル湖。
ロマノフ王朝の財宝とロシア革命から逃れた25万人を飲み込んだ、世界一深い湖。
霧の摩周湖を抜いて、透明度世界一。
地球を代表する強烈なパワースポットです。
見晴らしの良い川沿いのM55を、強烈な西陽に向かってクルージング。
ときどき対向車にパッシングされるので、ネズミ捕りでもしているのだろうかと緊張したものですが、そもそも制限速度がわからないで、警戒しようがありません。
70kmのエコ走行をしていたら、やっぱりパトカーが見張っていました。
なんだあの車、みたいな目つきで見られましたが、無視されてしまい残念。
幹線道路のM55から外れて七転八倒の悪路に入り、線路をくぐり、巨大な水たまりを避けます。
曲がり角で、対向車が全力で突っ込んで来ましたが、こちらは匍匐前進するような亀速度だったので、正面衝突に至らず。
尿道に緊張感走る!
湖にそった道をのんびりと流します。
バイカル湖に到着。
あまりにも静かなバイカル湖。霊がいます。胸騒ぎしますから。
音がしません。風もない。鳥もいない。ほぼ霊界。
誰に許可をとったらいいのか知りませんが、今夜は湖畔に泊まります。
この先に眠るロシア帝国の25万人よ、強盗など出ないようにお守りください。パワースポットで襲われたら、洒落になりません。
久しぶりにストーブを使いました。晩飯は、ロシア人から貰ったジャガイモ。茹でまくります。
バイカル湖に沈む夕陽。
世界一透明なバイカル湖の水でご飯を炊いて、パワーを注入するつもりでしたが、岸辺の水は抹茶より濃い緑色。
泡吹いたドロドロ。
摩周湖よ、今なら勝てます!
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ ホテルの朝食(目玉焼きが二個もあるのに、小さなパンが一個だけ。ミルクティー)
- 昼→ パン、バナナ
- 夜→ チタのホテルで貰ったジャガイモを煮て、キュウリの一夜漬け、トマトの丸かじり