-シャーマン-

頭上に星、足元に焚火、歯にオムルの骨。
イルクーツク→オリホン島/ロシア151003

  • バイカル湖畔(オリホン島)
  • 本日の走行距離 281(合計9,866)キロ
  • Internet@ ネットは通じない

今日は、バイカル湖の聖なる島、オリホン島へ渡ります。
バイカル湖は世界で最も古く、世界一透明で、世界一深い、湖三冠王を取得した地球規模的パワースポットです。
モンゴル人の先祖はこの湖から草原を下ったらしく、オリホン島の先住民ブリヤート人はモンゴル系です。
だからモンゴル人とブリヤート人は似ているのかぁと思っていたら、日本人にも「日本人バイカル湖畔起源説」なるものがあるので、同じ穴の狢でした。
あなたもわたしも丸顔で細目です。
オリホン島は奄美大島より少しだけ大きく、先住民族のブリヤート人が住み、よくわかりませんがシャーマンの最後のとりでです。

歌舞伎町の煩悩にまみれた我が身を清めてきます。

 

昼飯を食べたカフェで、ブリヤート人が宴会中。
組合の決起集会だったのでしょうか、雄叫びをあげていました。
イポニツェ(日本人)だと名乗り出ると、たいそう喜んでくれました。
ボクらは遠い親戚なのですよ。

 

フェリー乗り場の50km手前のカフェで休憩したら、

 

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カフェでは、ATV(四輪バギー)集団の宴会中。よくよく彼らを観察していると、写真の真ん中に座るおじさんの腰には、

 

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拳銃。左側の腰には、刃渡り20センチくらいのナイフを差してました。拳銃やナイフが、バギー遊びに必要なんだろうか。誰かを埋めに行ってたんだろか。なんにしろ、まだ運転するはずなのに酔っぱらいすぎです。

 

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フェリー乗り場まで、あと少し。12kmの未舗装もなんのその。写真を見るとたいした凸凹道じゃないけれど、我が家の軽自動車「ChinGo!」は、些細な起伏もよく拾うのです。敏感なのです。感じやすいのです。

 

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紅葉が広がります。熊でも出て来ないかなぁ。

 

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恥毛のような紅葉。それはそれで美しい。

 

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小さな集落がフェリー乗り場。右手奥に見えるのが、バイカル湖最大の島オリホン島。陰気な雲が出迎えてくれました。シャーマンの気配、濃厚です。

 

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このフェリーで、オリホン島へ渡ります。無料です。

 

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フェリーに最後に乗り込んで来たクラシックカー。ナンバープレートがあるようなないような、微妙なサビ具合です。

 

17:45にフェリーに乗り込み、約2キロ。
15分のクルーズです。
中国人が偉そうな一眼レフで重箱の隅まで撮影しまくってましたが、シャーマンの怒りを買うことなく、無事に島へ渡れました。

 

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陽が暮れてきたので、どこかで無料で泊まれないものかと、小さな入り江へ向かいます。この先で泊まっていいかどうかは、わかりませんが、、、

 

湖の手前で、柵が張られていました。
うーむ、どうしよう、進退窮まり緊急家族会議です。
柵の横に駐車して一晩過ごそうか、ここは安全だろうかと辺りを見渡していたら、敷地内から中年男性がひょっこりと現れて、柵を開けてくれました。
「湖の横で泊まればいいさぁ(ロシア語。都合のいい意訳)」
抱かれたいほど、親切なロシア人です。
「これ、食べたらいいさぁ(ロシア語。たぶん正解)」
バイカル湖名物の魚、オムル(オームリ)を二匹もくれました。

 

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お洒落な木造船が、薪置き場です。この大切な薪も分けてもらいました。

 

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焚火を起こし、貰ったオムル(オームリ)に塩をふりかけて、しっかりと焼きます。焚火の中に、アルミホイルで包んだタマネギを二個忍ばせて。

 

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オムルがいい感じに焼けました。キッコーマンの「いつでも新鮮 生しょうゆ」をかけます。ロシア人の優しさが染みてて、美味いです。味的には、鱒かなぁ。。。

 

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今夜のお宿は、ここ。

 

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周囲には、一本の木も生えていません。誰もいません。殺されても文句言えない感じです。

 

頭上に星、足元に焚火、歯間にオムルの骨。
ありがとう、おじさん。
一宿一飯、恩に着ます。

オリホン島、出だし快調!

posted by 44と書いてyoshiと読みます。

  • 朝→ パン
  • 昼→ 立派なカフェ(404)
  • 夜→ 焚火でオムル二匹とタマネギを焼く。ご飯は「タケルくん」

未分類 ヨーロッパ 国、地域別 ロシア イルクーツク州

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生き埋めになること二回。
オリホン島二泊目/ロシア151004

  • バイカル湖畔(オリホン島)
  • 本日の走行距離 108(合計9,974)キロ
  • Internet@ SIMカードをリチャージ(7GB/560ルーブル/1,031円)

シャーマンの息吹溢れる、モンゴル人と日本人のルーツ、オリホン島を北上します。
北上こそが、我が家の習わしのなのです。

人気のない静かな入り江があり、何の予告もなく崖があり、うすら寂しい禿げ山あり。
部分的に森もあり、油断すると砂漠があり、栄養のなさそうな草原あり。
シャラヌル湖という、マトリョーシカ的、湖のなかの湖もあります、知らなかったけれど。
南北に縦貫道が一本ありますが、基本的に好きなところを走れます。
でもね、油断すると崖から真っ逆さまです。
実力と運を胸に秘めつつ、大胆にビビりながらさ迷いました。

島の中央にあるフジル村で、島にひとつしかないガソリンスタンド探し。
これがなかなか難しいオリエンテーリングでした。
誰に訊いても即答で道順を教えてくれますが、どう頑張ってもたどり着けないのです。
メイン通りも路地も人の家の敷地もみな同じような、ただの土か砂なのです。
どの家も祖末な平屋で、集落にメリハリがありません、アバウトすぎます。
看板も目印もありません。
やっと見つけたガソリンスタンドは、給油機が普通の家の塀の内側。
一見さんを相手にしない殿様商売でした。

今日の九死に一生。
夫婦慢心総意で浜辺に近づいたら、いつの間にか砂地でござったです。
タイヤが急に空回りしてあれれれれっと心臓が高鳴り、車が左右に滑って冷や汗が流れ、タイヤがずずずと深みにハマった嫌な予感で、こめかみに熱き血潮がとぐろを巻きました。
脱出を試みて稲妻Uターンをかまして、自らとどめを刺します。
動きません、車。
だれひとり通ることのない浜辺。
オリホン島は、オフシーズンなんです。
このまま夫婦揃って生き埋めになるかと、心臓が鼻の穴から飛び出しそうにビビりつつも、ポチっと4WDを始動して、あっという間に脱出。
安堵の息も三つ目頃で、2WDに戻して再び埋まりました。
命運着きたと、哀れな顔をするYuko。

オリホン島の最北端を目指して北上するも、あまりにも凸凹が激しく断念します。
昨日会ったロシア人が、BAD ROADと嘆く悪路です。
プーチンの敵わぬ道を、なぜアベシンゾーが進めましょうか。

今宵も、誰もいない湖畔に車を寄せて過ごします。

以下、写真をバラバラと。

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朝飯は、焚火で紅茶とトースト。金網を使ってパンを焼いても、すぐに焦げてしまうのがミソ。

 

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これが世界一綺麗な湖の水です。波打ち際は、海のようです。

 

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完全な砂地に迷い込み、生き埋め寸前が二回。相棒が4WDでなかったら、いつの日にか死んでたかもしれません。少なくとも泣いてました。

 

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道は自分で切り開け!と言われているような島です。どこをどう走ってもかまわないのです。車の性能とドライビングテクニック次第ですが。

 

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誰も向かわぬ道を北へ北へと進みます。

 

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残念ながら、この先へは進めませんでした。凸凹が深過ぎて、軽自動車のタイヤでは凸を乗り越えられません。

 

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フェリーで呉越同舟したロシア人ですら、これ以上は走れないとこぼしてました。それぐらいの悪路のはじまりです。

 

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気まぐれに、湖へ向かいます。行き過ぎると、崖だったりします。落ちてみないとわかりません。

 

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急な坂道を上ります。軽自動車は飛び跳ね、車内は七転八倒。

 

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対岸が冷たい感じでね、眺めているだけで凍えそうです。

 

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シャーマンな風が吹き、厳かな香りが漂います。この辺りは、仏教が混ざっています。

 

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「寺院岩」と呼ばれていたシャーマン岩。ここがオリホン島のパワースポットです。

 

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建築途中の家。心からお手伝いしたい。雇ってくれないだろうか?

 

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今晩どこに車を泊めようかと、さ迷い中。

 

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崖と砂浜。

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オフロードバイクだと、もっと楽しかろうね〜

 

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晩飯は、「タケルくん」でご飯。おかずは青い色の缶詰。ボクらは鯖缶だと思って食べていますが、真相はわかりません。ほかに、ピクルスとトマトの瓶詰め。

 

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今夜の宿は、こんな感じのロケーションです。オフシーズンですから、周囲には人っ子一人いません。大地と湖は、ボクらのものなのです。少し離れたところにトイレがあり。天然掘りです。隣に盛り土があったところを見ると、満タンになると埋めるようです。

 

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アプリを使って、車の傾きを調べながら駐車します。車が傾いていると、寝にくいからね。

posted by 44と書いてyoshiと読みます。

  • 朝→ 焚火でトースト、みそ汁、バナナ
  • 昼→ 外食:カフェ(600ルーブル)
  • 夜→ 「タケルくんでご飯」+缶詰

未分類 ヨーロッパ 国、地域別 ロシア イルクーツク州

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