今日は勝負日です。
19日出港の船に車を載せなきゃならんのだけど、カルネという車の関税書類がなくて、積載拒否 を食らっています。
旅々、沈々。ケニアに死す! っていうのが、先週までのお話し。
軽自動車を日本に持ち帰らないと、JAFが160万円 を返してくれないから、大げさじゃなくて命がけなんです。
朝一番から、イエメン系のエージェントと船会社、港、KPA(港の税関)と走り回りました。
昼飯も食わず。
彼はムスリムなのに、一回も祈らず。
あっちへ行ってもこっちへ行っても、誰もサインもハンコも押してくれないたらい回しの刑 です。
ボクらはカルネのかわりにTIPという書類で勝負しているのですが、どうもね、このTIPってやつは陸路の国境では知られているけれど、海の男たちは知らないみたい。
ケニアも縦割り行政真っ盛りで、横の連結がまったくない感じ。
縦方向の報連相もなさそうだから、ましてや横なんて期待できないわけで、それが彼らの勝因 っていうか、こちらの敗因 。
敗因はもうひとつあって、ポルトガルのエージェントと連絡がついてなくて船会社の書類が不備。
今日、船に積むっていうのに〜。
って誰を攻めたらいいのかわからんくらい、テンパっています。
大急ぎでポルトガルに連絡を取ろうにも、船会社のコンピューターがシステムダウン。
でもって、どこのオフィスを訪ねても、イエメン・エージェンシーが違法駐車するものだから、捕まるんじゃないかと丹田がしくしくするし、携帯しながら運転して反対車線を爆走したり、役所の列に並ばないで「俺は特別だ!」みたいなこと言って、警備員に怒られているし。
でもって完成している書類をちらっと見たら、あっちこっちに誤植。
車の番号とか名前とか、絶望的なくらい。
見つかりませんようにって祈っていても無駄でして、カスタムの担当者に誤記を見つかってしまい、
「出国場所がモンバサじゃなくて、ブシアって町じゃないですか!」
って怒られて、説得するのに1時間もかかるし。
午後になってやっとポルトガルと連絡が着いたと思ったら、車に35%もの関税をかけると言ってまして、なんでやねん、輸入じゃなくて単なるトランジットなのに!
顔も見えないポルトガル人にどうやって文句を言ったらいいものか、しかも相手は通関士かなんかで、こちらは素人。ぜんぜん勝ち目がない。
尿道にカテーテルを突っ込まれてたときみたいな、なんとも言えない満尻感が沸騰して爆発しそうです。
結局、時間切れ。
終了〜!
さようなら〜、ニッポン〜、160万円〜
と思ったら、船の到着が2日ほど遅れるとのことです。
2日だけ、命拾いしました。
積載拒否をされているけれど、車は港に放置して帰ります。
札幌から南アフリカのケープタウン経由でケニアを脱出するまで、ほぼ10万kmってところです。出てないけど……
疲れました、ナニも解決していないけれど、、、
というか、問題が増えたけれど、、、
パトラッシュと一緒に寝たいです。
ポルトガルのエージェント↓
NAVEX – EMPRESA
PORTUGUESA DE
NAVEGAÇÃO, SA
Av. Luisa Todi, 277/281
Edificio Galerias da Avenida
Parque, 2º E2
2900-464 Setúbal
00351/211128590
00351/265236184
navex-setubal@navex.pt
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
車の対応大変そうですね
5Gの意味はおそらく「5ギガヘルツ」の意味だと思います。
次期携帯通信の「ファイブジー」ではないと思います