ブラック検問の巻。
久しぶりに悪徳警察官との、仁義なき闘いです。
手招きされるままに路肩に車を寄せまして、満面の笑みで挨拶しましたが、ガン無視。
いきなり怒鳴られました。
「右ハンドルは違法っ、この国でわっ!」
黒人半グレ警官の怒気溢れる咆哮は、尿もれ級の迫力です。
このまま奴隷として売られちゃいそうな勢いで、掘っ建て小屋に連れ込まれました。
50年間培った卑屈な笑顔で、言い訳します。
「あの〜ですね、右ハンドルについては、国境と大使館で確認済みなんですが……」
嘘なんだけど、ぜんっぜん嘘なんですが、国境からここまですでに1000kmくらい走ってるし、どこの検問でもハンドルは指摘されていないし、今になって急に違反だとか言われてもね〜。
どこの大使館に訊いたんだ?って問い詰められて、一瞬しどろもどろになりましたが、そもそも英語がしどろもどろ級だから、動揺したのはバレていません。
若い方の警察官が、急に優しくなりまして、
「上司に掛け合ってあげるから、2,663円(100GHS)払ってくれればいいから」
とか言われたけど、意味わかんないし。
賄賂臭くなったので、必殺技の「賄賂返し」で対抗。
「領収書をください」
少々ごねてましたが、握手して無罪放免となりました。
必殺技、効きます!
本日2回目の悪徳警察官は、推定70kgの婦人警官。
ぽっちゃりさんは嫌いじゃありませんが、太くて縮れたあご髭はそそられません。
「右ハンドルは違法っっ!」
同じ理由で怒鳴られましたが、
「右ハンドルは大使館に確認済みです」
大使館の単語も効きますね、速攻で釈放!
昼飯は、街道沿いのローカル食堂。
いい具合に汚れた肉体労働者の列に並んで、オクラスープとチキンを注文。
テーブルの上には、フィンガーボールもどきの洗面器。おシャレです。
石鹸は、ママレモンもどきの食器洗い洗剤。
よく手を洗ってから、チキンにかぶりつけば、超ハードボイルド。
食えやしない。
ガーナのモータリゼーションは、けっこう雑。
前方が見えなくても、追い抜く車。
追い越す車を追い越す車。
反対車線を突っ走る大型バスは、クラクションで対向車を蹴散らす尊大さ。

そこかしこでトラックがひっくり返っているのが、ガーナ流。散乱した玉ねぎ。
明日は、超面倒臭いアンゴラビザの申請。
山ほどある書類を作成していたら、気づきました。
月曜日は、祭日じゃん!
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ 宿の朝食
- 昼→ 外食:オクラスープとコーラ2本(12GHS/315円)
- 夜→ 持ち帰り弁当:オクラスープと(17GHS/447円)
アンゴラビザがとれないままコンゴ民主に入り、ザンビアへは進めないとなった場合(その可能性はかなり高いと思いますが)、コンゴ川の河口にボーマという横浜みたいな港町があって、そこに、たとえば、下記のような、自動車を運んでくれそうな船会社があります。よくわかりませんが。
http://www.seakargo.com/car-shipping-service/container-and-car-truck-shipping-to-boma-congo-drc.html