ポルトはいいところ、一度はおいで。
世界遺産はあるし、ワインの産地だし、魔法使いもいるみたいだし。
先々週、税関でお世話になった武田さんに案内してもらいました。
軽く雨だったので辛気臭く見えますが、
写真ほど陰気臭くないです。
なんにしろ、臭くないです。
路面電車のちんたらした走りに風情があるし↓
素敵なモニュメントもあると思ったら↓
さらし首用の塔で、「ペロリーニョ」と呼ばれてました。
紐で首をぶら下げたんですかね?
風が吹いたらブラブラ揺れませんか?
ときどき通行人にぶつかったり、血が飛び散ったりしたんじゃないかと心配なんですが、そこんところどうなんでしょう、夏目漱石さん。
猫が好きなんですね。
ポルトといえば、ドウロ川。
川幅、広すぎず、狭すぎず。
どっちが上流なんだかよくわからない余裕の流れで、水量もたっぷりあり、死ぬほどボラが泳いでました。
ドウロ川といえば甘いポートワインが有名で、スーパーマーケットの「Pingo Doce」で、一本4.9ユーロです。
TAWNYが一等一番のマイフェバで、他の味は一滴も試したことがないので、自信を持ってオススメできます。
食前酒に飲むと、無駄に食欲が出ます。
ワインを運んでいた小舟は、観光船として活躍中。
岸辺の斜面に、無理やり家を建てています。
フェニキア人が来ていたくらい歴史があるわけですから、屋根の苔はもっと豪快に盛っててほしいもんです。
ポルトの一番人気は、世界で最も素晴らしい本屋ランキングで3位に輝いた「Livraria Lello(レロ書店)」。
人気がありすぎて、本屋というよりすでに生きたまま博物館に昇華していました。
入場料が5ユーロもするのに、並ばないと入れない本屋さん。
歩くこともできない!
って驚いていたら、今日は空いてるなぁって武田氏が。
店内中央の階段は、美しさゆえに「天国への階段」と呼ばれていますが、2階までしか上れません。天国、近っ!
あのJ・K・ローリングが、ポルト在住時に『ハリー・ポッターと賢者の石』を書いていたので、
ハリポの聖地です。
入場料分割引してくれますが、英語版のソフトカバーはお取り扱いなし。残念。
そういえば、チケット屋さんにハリーポッターの荷物が。もしかしたら、寅さんかもしれないけど。
書棚に作者の顔を飾るというナイスなアイデアは、ドンキホーテ陳列大賞ものじゃないかと感心しました。ぜひ日本のビジネス書コーナーで真似してほしいものです。
J・K・ローリングが原稿を書いていたというカフェが、
MAJESTIC CAFE。
中国人と韓国人と日本人がたくさんいるので、有名度がわかるってもんです。
昼飯はポルトの対岸、ガイア市で食べました。
武田さんがいないと入れなかったに違いないローカル食堂。観光客におもねらないお店って、観光客だけど好物です。
ビールとコーヒー付きで8ユーロだからアイルランドよりはるかに安いし、地元の労働者の腹を満たすほどボリュームがあるし、なにより地味があります。
午後、レモンとみかんとキウィーがわんさかとなった、フルーツな空き家を見学。
長期滞在となったらお世話になりたい家ですが、3階建ての豪邸で、構造を覚えられないほど広かったです。
この家をリノベしながら住むという手もありますが、ボクらは結婚して20年間、65平米より広いところに住んだことがないのです。ただただ呆然とするのみ。
手の届くところにYukoがいないと、不安なのです。
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ 自炊:卵焼き、チーズ、ピクルス、パン
- 昼→ 外食:ローカルレストラン
- 夜→ 自炊:ポトフ