Airbnbのオーナーが、お昼をご馳走してくれました。
豆と肉とコーンの混ぜご飯です。
ありがと!
それはそれとして、
「あんたたちにとって、毛沢東ってどうよ?」
とんでもない質問をしてくれたのが、宿のお坊ちゃん。
顔見て質問してよ。
「マオの哲学って、どうよ?」
申し訳ない、哲学なんて日本語でもよー話せません。
「どう感じるのよ?」
本当にごめんなさい、哲学的に不感症なんです。
でもね、ひとつだけ言わせてください。
マオは中国人で、ボクらは日本人です。
「…………!」
「あ、そうなんだ。違うんだ」
すっごい驚いているようですが、ご理解いただけて嬉しいです。
「じゃ、日本人の哲学はなんですか?」
…………!
新渡戸稲造の「武士道」です。
読んだことないけど……。
リリリーン!
船のエージェントから、待ちに待った電話です。
「こんにちはYuko。やっとこさ船の手続きが、I’m through!(終わったぜ!)」
ありがとうございます!
ということは、やっと車が船に載るんですね(号泣)。
深く深く感謝いたします。
では、さっそく関税書類をいただきたいのですが、今から伺ってもいいですか?
「No!」
「Not yet……」
「In progress……」
終わってないじゃん!
あとで電話しますって言ったまま、その後は音信不通。
午後、船会社へ。
ポルトガルのエージェントが、港で税金を取られても文句言うなよ!って上から目線で開き直ってまして、普通、旅行用のテンポラリー車輌から税金はとりませんよね、ですよね、なんとかなりませんかねって相談したところ、
「ポルトガルとスペインの港は、Very Very Strictだからねー。なんとも言えないなぁ」
って難しい顔してまして、そんな重要なことは、最初に言ってよ。
じゃぁ船が遅れていることだし、いっそのこと港を変えようかと超緊急家族会議です。
ポルトガルをやめて、イタリアのジェノアでスパゲティとか、モロッコのカサブランカとか。
いまだに車を船に載せてもらえないというのに、これから目的地を変えて、書類の変更がきくんだろうか?
新しい課題を掘り出して、気が狂いそうです。
なんせ、あっちこっちに誤植がある信用ならない書類ですから、港に再提出したら、今度こそ追い出されそうです。
頭がぐじゃぐじゃしてきました。
でも幸いなことに、船がまだタンザニアで停まっていて、出港が遅れます。
ぎりぎり、首の皮一枚繋がった感じ。
自由に旅するって、とっても不自由。
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ ミューズリー、バターチキンカレー、硬いアボカド
- 昼→ Airbnbのご飯
- 夜→ 自炊:バターチキンカレー