ゴビ砂漠に別れを告げ、ダランザドガドの町へ戻ります。
ゴビ砂漠の朝焼け。この砂漠からまき上げられる黄砂は、はるばる日本まで届きます。
道中、ソグのお友達のゲルを訪ねました。
下の地図の茶色の印です。
ソグが靴を脱いで家に入るから、ボクらも真似て脱いだのに、よく見ると他の人は土足のまま。
ソグは外を歩くときも靴を穿かないので、そもそも靴に対する役割分担が普通の人と違うようです。

ゲルの一般家庭。中国製のテレビ、電話、洗濯機、冷蔵庫があります。電気はソーラーパワーです。オレンジ色の熟しきったお母さんは、39歳。娘さんは18歳。お風呂はありません。みなさん、滅多に身体を洗いません。愛の営みに支障はないのでしょうか?
家の中に居候がいました。
制服のまま寝ていた警察官。
訪問診療をしていた24歳の女医。
まったく謎のおじいさん。
ここの一家三人を入れると、計六人が寝ていたことになります。

お母さんが目の前で作ってくれた朝飯。見かけほど美味いと言えば嘘になるが、全部食べました。
ほかに酸っぱくて固いチーズ。
苦くて酸っぱいヨーグルト。
酸っぱい葉っぱ。
みんな酸っぱいじゃん。
そんなこんなの副食でした。

ゲルは、一年に二回引っ越します。羊は百頭ほど飼っています。

民族衣装のお父さん。18歳の娘さんの黒いスパッツから白いパンツが透けて見えることについて、お父さんになにかしら一言申しあげたくなったものです。Anyway、突然お邪魔したのに、たいそうご馳走になりました。ありがとう。
道中、小さな小さな集落に立ち寄ります。

町唯一の商店街。基本、みな同じような商店です。モンゴル人は、流行っている商売をすぐ隣ではじめる性癖があるので、自然と同業者が並びます。

町の公衆トイレ。なにもこんな広場のど真ん中に建てなくても、と思うのです。

住宅街の道路にはみ出たゲル。ゲルが先なのか、道路が先なのか。

赤土の大地バヤンザク(Bayanzag)。
地図的には、下のオレンジ色です。

例によってソグが、遠慮のない天然モンゴル語100%で、何かを喋っています。どうやらここを降りて、はるか向こうの車まで(写真上部の黒い点)、歩いて来いと言ってるようです。

そんな遠くまで歩けるかなぁ……、えへへへ

歩くわけです。

ゴビ砂漠にも畑! 農家のおじさんが言うには、フェンスが低いと問題あるようです。たぶん馬とかラクダが首を突っ込んで食ってしまうんじゃないかと推定中。
ホテル到着。
夜中だというのに、斜め向かいの部屋が妙にウルサい。
文句を言いに行ったら、ミニ朝青龍とミニ白鳳が六人くらい車座になっていました。
テーブルに缶ビールの山。
彼らを刺激しないよう身振り手振りで静かにするように伝え、部屋に戻ってしっかりと鍵をかけました。
酔っぱらいの嬌声と延々と歌声が、朝四時まで続く。
誠に残念な夜です。
今日、Yukoはひとつ歳をとりました。
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ パン、ピクルス、サラミ
- 昼→ ゲルのおばちゃんの食事
- 夜→ 外食
YUKOさん、お誕生日おめでとうございます!!!!!
今年も素敵な一年を〜♡