寝袋に入って目をつぶると、妄想が暴走。
一睡もできない夢で眠れない。
夜中のトイレを数えきれず。
陰嚢のシワがなくなるほどに寒い。
今日は、887m登りましたよ。
第二回エベレスト・トレッキング「ゴーキョ編」のクライマックスを迎えます。
雲ひとつない晴天、息白く、耳冷たく。
ゴーキョリの頂辺で双眼鏡を覗く髭の日本人に声を掛けたら、チャコちゃんの弟の同級生だった驚き!
思わずオナラが出そうです。
「おっ、お出かけかい?」顔だけ白いナクのご挨拶。
川の向こう岸で、ホバリングする白い鳥。ほとんど虫もいないこの辺で、何を狙っているのかね。
8,201mのチョー・オユー(Cho Oyu)が迫って来た。チョー・オユーは、シェルパ語でトルコ石の女神の意味だそうです。
季節外れのサイクロンが一晩に一メートルの雪を降らせ、雪崩で日本人13名、ネパール人12名の計25名が死亡した。今は12月の半ばだが、一片の雪もない。
チョー・オユー(Cho Oyu)目指して歩く。写真中央の砂利じゃなくて、岩の川。歩けない。左側に引かれた細い筋が、トレッキング路。
Yukoとサガルー君。滝が道の下を流れる。
一部凍った滝。こぼれ水を飲む。
振り返ると神々の山嶺、頼りない道。もはや一本の木もない。写真中央の後ろにクスムカングル(Kusum Kanguru/6,367 m)があるはずなんだけど、どれだかよくわからない。クスムカングルは、チベット語で「三つの雪の峰」の意味。1979年の日本隊が初登頂。
タムセルク(Thamserku/6,618メートル)
自分のメモによると、「パサンラムピーク 右白 見えない右にチョオユ」とあり、これじゃぁ意味不明。 パサンラムピークをGOOGLEると、95年にオープンした山パサム・ラム・チュリー(ジョサンバ・ピーク/7350m)のことかもしれない。 たぶん写真左の白く尖った山。 パサン・ラムは、ネパール人女性として初めてのエベレスト登頂者の名前。下山中に動けなくなり、二晩ビバークし帰らぬ人に。
大地は岩だらけ。
ゴーキョに向かうと三つの湖がある。ひとつ目の湖(Longponga Tso/4,650m)。石を積み上げたケルン。水が冷た過ぎて、魚はいない。鴨のような鳥が二羽いた。彼らは何を食べているんだろう?
ふたつ目の湖(Taoche Tso/4,690m)は、少し凍っていた。
サラリーマン時代は100キロ近くあったというヨシ君(写真右下の影)が、氷の上に乗っても割れなかったので、拙者も恐る恐る。。。
乗ってみた。うん、割れない。このあと、ピシピシピシッと音が鳴り響き、あわてて陸に逃げた。間一髪だったかもしれん。顔が太って見えるのは、気のせいです。
左の傾いた山が、チョラツェ(Cholatse/6,440m)。
写真中央やや右にある集落が、ゴーキョ。
ゴーキョの集落をうろうろする雷鳥(Snow Mountain Cock)。宿のメニューにはない。
ゴーキョの最後にそびえる、世界で六番目に高い山チョー・オユー(Cho Oyu/8,201m)。
宿から第三の湖ドゥードポカリ(Dudh Pokhari)を望む。ドゥードはミルク、ポカリは湖の意味だから、ミルク湖。例によって水が冷た過ぎるから、魚はいない。右手の茶色い山が、ゴーキョリ(Gokyo Ri/5,357m)。午後はこれを登るのだ。
写真中央の白い筋が、登山路。五色の旗タルチョーがはためく、5,357メートルまであと一息。
ゴーキョリを目指して登っている最中、直径二十センチくらいの石が転がった。
Rolling Stoneは、斜面を飛び跳ね、止まることなく湖に落ちて行った。
足を滑らせたら、死ぬ。
左はヨシ君。ヨシ君の右手の集落が、ゴーキョ。その上の白い山がチョラツェ(Cholatse/6,440m)。
天地中央の左に伸びる灰色の帯が、氷河です。砂利で隠れているのが残念。もしこの氷河が蒼白く輝いていたら、尿道が震えるくらいに感動したに違いない。
ゴーキョリの頂上から、神々の山嶺を見下ろす。萎びた五色の旗、タルチョー。中央やや左の煙を吐いているのが、エベレスト。
エベレスト、アップです。
エベレスト、ヌプチェ、ローツェの三点セット。
ヌプツェ(Nuptse)、後ろに世界で4番目に高いローツェ(Lhotse/8,516m)。
チョラツェ(Cholatse/6,440m)。
燃えるチョラツェ(Cholatse/6,440m)とタワチェ(Tawachee/6,542m)それともタボチェ(Taboche/6367m)。←わからんのです。
カンテカ。
カンテカとタムセルク。
タムセルク。
ギャチュンカン(Gyachung Kang/7,922m)だと思うのですが、、、
山を撮る少女(37歳)。
左端が燃えるチョラツェ。
燃えるチョラツェ(Cholatse/6,440m)。
集合写真を撮ってもらおうとして、その辺の日本人に声を掛けたら、ちゃこちゃんの弟の同級生でした。
世間は狭すぎないかい?
ゴーキョリから山の名は、「エベレスト街道トレッキング2005」が詳しいです。
前日の宿の請求金額3,410RS(4,044円)
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ 44ララヌードル350RS(415円)/Yuko茹で芋とバター350RS(415円)/ミルクティー90RS(106円)/マサラティー120RS(142円)
- 昼→ 44卵野菜炒飯630RS(747円)/Yukoリゾートスペシャルシチュー450RS(533円)/ホットレモン100RS×2(237円)
- 夜→ 44チキンカツレツ800RS(948円)/Yukoクリスピーチキン750RS(889円)/ミルクコーヒー120RS(142円)/お湯(スモールポット)300RS(355円)
文中の ネパール人女性で初めてエベレストに登ったパサンラムさんの姪御さんが、今 滞在している友人宅の お手伝いさんをしてくれてます。世界は狭いよね。