先生、夜、眠れないのです。
風邪を治そうとして、パーカーを着たまま、シルクのインナー寝袋を二枚に普通の夏用寝袋を重ね着した三重奏。さらに二つ折りの毛布を掛けまして、寝袋の口もギリギリまでファスナを閉めているため新鮮な空気が入って来ず、あまつさえと申しますか4,500m近い標高、絶対的に酸素が足りない模様です。
一生寝袋から出れないという妄想に取り付かれてしまい、激しく息苦しいのです。
三分ごとに寝返りをうっていたら、シルクのインナーが絡まってきて、両手が自由に動きません。
寝汗の蒸気が寝袋に籠って、むっとします。
全然眠れません。
朝飯のトマトスープに、1gも具が入ってなかったのは、ブルーインパクト!
今日は、350m登りました。
山の斜面に、朝飯を食うナクとヤク。
河原を歩き、木橋を過ぎる。
一日は、のどかに始まったのです。
今にも飛びかかってきそうに見えますが、ヤク(雄)は大人しいのです。中国人を蹴飛ばすことはあっても、日本人には友好的です。だよね?
奥に鎮座する世界第6位の高さを誇るチョー・オユー(Cho Oyu/8,201m)。
名もなき山と無知な私は言う。
真ん中の尖った山は、マッチェルモピーク(6,017m)。右はそれよりも2,000mも高いチョー・オユー(Cho Oyu/8,201m)。左側の細い線が、トレッキングルート。
チョー・オユー(Cho Oyu/8,201m)。
剣先鋭いマッチェルモピーク。南壁は、雪をも寄せ付けず。
吹く風が、グググイっと冷たくなってきました。
森林限界を突破。
休憩は、ホットチョコレート100RS(118円)とホットレモン80RS(94円)。
ヨシ君が撮影中。真ん中はYuko。
左のポーターボズラさんは、靴を穿いている。二年前は裸足にサンダルだった。今年は意気込みが違うのか、寄る年波には勝てなくなったのか。
右はボクらが贔屓するガイド、ラマさん。ネパールでは、名字を言うと、部族がわかり、カーストもばれるらしい。
世界はふたりのためにあるの〜。
背後にそびえるカンテカ(6,799m)。
今晩お世話になる集落「マッチェルモ」。
今晩のお宿「SNOW LAND LODGE」。
昼飯後、裏山に登った。
川の先に、真っ白いチョー・オユー(Cho Oyu/8,201m)。
左カンテカ、右タムセルク(Thamserku/6,618メートル)。
世界で六番目に高い山チョー・オユー(Cho Oyu/8,201m)に向かうヨシくん。いい腰である。
裏山の頂上に五色の旗タルチョー。背後に左カンテカ、右タムセルク(Thamserku/6,618メートル)。
日暮れのヤク(雄)とナク(雌)。ナクの乳で作るチーズが、癖がなくて美味い。
風、ますます冷たくなってくる。
湖に鳥。
前日の宿の請求金額4,600RS(5,455円)
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ 44トマトスープ300RS(355円)/Yuko野菜オムレツ350RS(415円)/ミルクティー80RS(94円)/マサラティー80RS(94円)
- 昼→ 44ララヌードル300RS(355円)/茹でた芋350RS(415円)/Yukoチベタンブレッドと蜂蜜350RS(415円)/お湯(スモールポット)300RS(355円)
- 夜→ 44卵炒飯550RS(652円)/Yuko野菜モモ550RS(652円)