今日は朝から夕方だった。
雨。
ことのほか冷たい雨。
薄暗い朝の7時半、ボクらの愛車「愛のチャンピオン号」は10メートルほど走って心筋梗塞を起こしました。
キャラバンパークの中途半端な路上にて、昇天。
一番近い町はアリススプリングス。
約500キロ先。
どうなるんでしょう、ボクら…。
「どれどれ診せてごらん」と近所の腕自慢のおっさんがエンジンを診療してくれましたが、適わず。
メカニックという触れ込みの左耳ピアスの親爺も「こういうのはね、ここんとこをちょいちょいと…」といじくりまくるが、蘇生せず。
とりあえずわかったことは、アクセルを踏むとキャブレターからガソリンがピューっと吹き出すことです。
そりゃ見りゃわかるんだけどさ。
額に絶望の白い雨が降る。
気温10度。
KINGS CANYON RESORTのレセプションに相談してみました。
Travisさんというオッサンが駆けつけてくれました。
半径500キロ圏内を縄張りとしてる何でも屋さんです。
24時間いつでも現場に駆けつけると言うので、ジャックバウワーみたいだね、とおだてたら、アメリカのハリウッドのBarで、キーファーサザーランドを見た事があると自慢してました。
奥さんはアメリカ、サンディエゴの出身だそうです。
そんなことはどうでもいいのですが、この辺りからガソリンが漏れるんだよと言ったら、予備のキャブレターから四角く真ん中に丸い穴が開いた黒いパッキンを取り出して、交換。
それでもエンジンがかかりませんでしたが、キャブの上の黒い鉄製の部品からパイプを一本外したら、蘇生しました。
この外されたパイプがなんなんだかわからず、盲腸のように不要なものだとも思えず、かなり不安でならないのですが、とりあえずこれで500キロ走ってみますね。
エアーズロックのご加護がありますように、善良なボクらに。
そういえば、ありがたいことに修理代は無料でした。
一銭もお金を支払わないのは心苦しいので、サリナちゃんから頂いたタバコを二箱、彼に提供したら「今日びタバコは高いんだよ」と喜んでくれました。
KINGS CANYON RESORTのアンケートに、Travisのことを無茶苦茶良く書いておいたので、出世されることを心よりお祈り申しておりまする。
不安というコレステロールを血管に詰まらせて、出発。
エンジン快調。
Stuarts Wellのガソリンスタンドは、ノズルが南京錠でロックされてます。
それほどガソリンの盗難、「入れ逃げ」が多いようです。
レジでFuelを入れたいだけど、と声をかけて、アボリジニのお姉ちゃんととぼとぼスタンドまで歩く道すがら
「寒いね今日」
お姉ちゃんが微笑みをくれました。
「だよね。それなのにボクのこのパーカー、ファスナが壊れてるんだぜ」
と返すと
「そんなん新しいの買っちゃいなよ」
「これ、まだ新しいんすよ」
「がはははは…」
みたいな愛が芽生えたころ、祐子はレジで小さなガイド誌を手にとって
「これ、いくら?」
「Free!」
と言われて持ち帰ったガイドの裏には、2A$とありました。
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ USB型ワイヤレスインターネット(2GB/月々29A$)
- 昼→ ロードハウスでハンバーガー
- 夜→ ピザとビール。祐子はコーラ
よしさん
今はメデジンにパソコンなど置いてきて、
ブラジル旅行してます。
来週ボゴタに飛んでメデジンに帰ります。その後ブログ続けます。
クラウディアが「para Yuko」 と言って撮った写真あるので、
メールアドレス教えくれれば、戻り次第、即送りますよ!
よしさんが日本からメデジン帰ってきたとき、
Yukoさんではなくクラウディアに抱きついたという逸話も聞きましたよ!(笑)今でもネタにしてましたよ!(笑)
こんなことここで書くネタじゃないですが、あまりにウケタので書いちゃいました。
今はエアーズロック!
後からゆっくり読ませて頂きます。
因みに俺は去年3回チャレンジして登れませんでした。。。
ではではよい旅を!