パンクりました。
アイスランド以来、3度目。
前回は修理中にジャッキを倒してしまい、車を捨てたくなるくらいに進退窮まり、家長としての権威を床下50cmまで爆下げ。
今回は、手際よくキメタイものです。
颯爽と軍手をはめて、タイヤを屋根からおろし、後部座席から工具を取り出し、ボルトを弛めようとしたところで、色黒の見知らぬ青年に工具を取り上げられ、あ、あの、ちょっとと言う暇もなくタイヤを外され、あやややとあたふたしている間に、彼、タイヤを取り替えちゃいました。
あいや〜。
コンマ1秒の無駄のない、超手際の良いプロの技です。
おいくら万円ボッタくられるのかとおずおずと尋ねると、無料。
単なる親切なタクシードライバー。
お客さんを待たせて、人助けとは!
お礼に冷凍ジュースを進呈。
Tamaleを100kmほど南下して、緑がぐいっと濃くなりました。
これこそ熱帯雨林。
マラリア原虫を仕込んだハマダラ蚊が、群れをなして飛んでいそうな嫌な湿気。
今日もまた検問が多いです。
検問するのはいいのだけれども、皆さん職務に熱心なわりには暇なようで、パスポートのひとつを見るでもなく、車を調べるでもなく、世間話です。
こちらの警察官は、ご親切にも名乗ります。
フランシス54歳は、奥さんふたりに子供8人。
拙者は、妻ひとりに子ナシ。
なんか、負けた気がします。
てか、フランシスは勝ったような顔してましたし。
警察官の決まり言葉は
「俺を日本に連れてけ!」
笑って誤魔化すと、
「で、俺に何を持って来てくれたの?」
なんにしろガーナ人の英語はわかりやすい。
英語が話せない人用の、等身大の英語学校って感じ。
タガログ語を話すフィリピンより、ぜんぜんGood!
今日の宿の階段は、問題ありです。
段差も幅もバラバラで、ときどき傾いているという不揃いぶり。
酔っ払っていたら、秒速で転げ落ちるトラップ。
チェックインした部屋は、エアコンのリモコンがありません。
門番のおじさんが、レセプションに転がっていたリモコンを懐中電灯のように持って、エアコンが使える部屋を探すという、どんなホテルやねん。
リモコンのお導きでスィートルームに引っ越すことになりましたが、部屋は無駄に広いのに洗面台がありません。
洗面台がないと、歯を磨いたあとは便器に向かって吐き出さねばならず、これはなかなかの不快感。
ちっとも歯が綺麗になった気がしない。
断水でトイレが使えませんが、アフリカではデフォです。
もう驚かない。
熱帯雨林になったというのに、どうして蚊帳がないのだろう?
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ 宿の朝食
- 昼→ 食べない
- 夜→ 外食:隣の屋台の焼肉(10GHS/263円)、シャンディとナシジュース