ヤズドの人気宿「オリエントホテル」。居心地の良いパティオ。朝飯は、屋上のレストランで。眺望ヨシ。一泊900,000リアル(27US$)はお得感あります。
イラン人は基本、フレンドリーで親切で礼儀正しいです。
でもときどき、鼻息で窓が曇るほど我が家の車を覗き込むオヤジがいたり、女子トイレに入ってきてYukoの横で髪の毛を整える怪しい輩がいます。
イラン人の運転は中央アジアに比べると大人しいものですが、追い越し車線の車と中央のコンクリートブロックの隙間に割り込んで追い抜く荒技は、褒められたものではありません。
二車線しかないのに、追い抜く車を追い抜くガッツは不要です。
ゾロアスター教の鳥葬の丘「沈黙の塔」へ。
鳥葬は男女別です。左の丘が男性用、右が女性用。鳥葬を行う宗教は、チベット仏教とゾロアスター教。チベットでは、埋めても寒くて死体が分解せず、焼こうにも木がもったない、そんな理由で、鳥に捧げています。
まず女性用を目指します。インドのムンバイにも「沈黙の塔」がありますが、最近ハゲタカが少なくて困っているそうです。早く食べてくれないと、臭くてたまらんのです。
女性用の穴。この穴に死体を置きます。わざわざ鳥葬するのは、火を拝んでこそのゾロアスター教なので、死体を焼いて聖なる火を汚したくないのです。
沈黙の塔から、ヤズド市内を見下ろす。鳥葬って、鳥が骨まで食べられるように死体を細かく裁断してたそうで、まるで悲しい熱帯魚です。
次に男性用。丘の上にの入口をくぐると、
男の穴。ここまで死体を運ばなければならないのが、辛いね。
ゾロアスター教は狭き門でして、ゾロアスター教の父を持つ以外に信徒になれません。
下界に降ります。
ボクらの車「ChinGo!」に興味津々のおやじ。いい顔してます。
南下します。
砂漠を越え、左に禿げ山、右に雪山。
さっぱりわからん道路標識。
今日のハイライトは、「中東の3P」の異名を誇る遺跡のひとつ「ペルセポリス」見物です。
ヨルダンの「ペトロ遺跡」は行ったことがあるので、残りはあとひとつ「パルミラの遺跡」。
シリアだから近いじゃん。
もちろん世界遺産。紀元前331年、アレキサンダー大王に破壊された宗教都市。
クセルクセス門(万国の門)。人間の顔をした翼の生えた牡牛が出迎えてくれます。イスラム的には顔が許せないわけで、削られてしまってます。岡本太郎氏の「顔があってもいいじゃないか!」が懐かしいね。
雨が降らないから保存状態がいいのか、上手に修復したのか、遺跡ってそこんところがよくわかりません。古代メソポタミアの影響が残っているそうですが、それってどこなんですかね?
100本の柱が立っていた、暮れなずむペルセポリス。アレキサンダー大王に財産を奪われ、火を放たれた。
イラン人って、珍しい物が珍しいみたいです。ボクらの顔が気になってしかたがないムスリムのお母さん。
マシュハドから女性。どうしてもボクらとメールで繋がりたいようです。
上の女性の弟君が9歳くらいで英語が堪能でして、質問攻めにあいました。
「日本って、海があるの?」
Good Question です、ブラザー!
今夜はホテルの敷地内に寝ます。レセプションに暖房とWi-Fiあり。お茶をご馳走になりました。
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ 宿の朝食
- 昼→ 外食:サンドイッチ
- 夜→ 外食:一人前の定食を二人で食べる。ご飯が多いので十分k売れ泥む
ご無沙汰しております。覚えておいででしょうか?
私ども、現在は東京でちっさい飲み屋をやっております。
が、年に一度、ひと月休みを取って、ちょっとだけ旅人していますよ。
一昨年、イランに行きました。トマーンとリアル、面倒ですよね。国境あたりではホメイニーという単位もありますよ。ますます混乱しますが。いつまでも旅を続けられてて、うらやましいです!