宿のパティオで一杯15ペソ(114円)のチョコラテを飲みながら、仕事。
昨日もチョコラテを飲んでます。
いい歳こいてチョコラテを飲むなんて気色悪いとお思いでしょうが、「チョコレートの起源は、メキシコの古代文明、オルメカ、マヤ、アステカにさかのぼる」からでございます。
「BC1500-BC300年に栄えたオルメカ族が、初めてカカオ豆を栽培した、といわれている」からでございます。
オアハカの名物なのです。
名物に美味いものなしと言われながらも試さずにいられないのが、旅というものなのです。
旅とは、ご当地のものを否応なく食すものなのです。
午後は、散歩。
旅とは、どんなに暑くても、妻の屍を乗り越えてでも、歩かねばならぬものなのです。
歩いてナンボです。
歩いた距離に比例して、宿でのヒエラルキーが決まるのです。
東京ドームの倍の大きさがあると言う人がいるくらい、巨大なアバストス市場(Central de Abastos)へ。
たしかにデカい。
全貌が見えない。
旅とは、欲しいものがなくても市場へ行くものなのです。
市場の雑踏に揉まれ、時には財布を掏られながらも、尻を触られながらも、人々の必死に働く姿からナニかをまさぐり得る、それが旅なのです。
自分なんか探している暇なんかありません。
意外に綺麗なお店が多いです。通路も碁盤の目。探検しやすい市場です。
肉屋の生臭い匂いに吐き気を覚えながら、迷子になるまでグルグル歩く、それが旅の真骨頂なのです。
道路も汚れていません。
サントドミンゴ教会の前庭で、L’Arc〜en〜Cielが好きだと言う、ミゲル青年とお喋り。
ミゲルは、フラメンコのギタリストです。
見知らぬ土地で、地元民との交流。
これこそが、旅なのでございます。
この一期一会が多い者こそ、偉そうになるのです。
昼飯は、オアハカ名物、クリスピーに焼いた大きなトルティージャに、肉やら野菜やらチーズやらをのせまくったトラユーダス(Tlayudas)。
旅は、地元の名物を食すに限ります。
トウモロコシの屋台エローテ(Elote)で、コップに入った熱々のトウモロコシ(12ペソ/92円)。
甘くないトウモロコシにマヨネーズやチリやレモンをかけたって、ちっとも美味くない。
晩飯は、いつもの定食屋さん。
ここがね、美味いんだ。
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ チョコラテ(一杯15ペソ/114ペソ)
- 昼→ 外食:トラユーダス(Tlayudas/40ペソ/306円)。YukoはTasajo(干し焼き肉)定食(35ペソ/268円)
- 夜→ 外食:コミーダコリーダ(Comida Corrida)というおかずとトルティーヤ・飲み物などがセットになった定食。Yukoはチキンスープ(65ペソ/497円)