廃墟再生「Kigali Project : House Renovation」が、はじまりました。
いざ、大工修行へ。
ツルハシで壁を壊します。
壁は、天然素材100%の土レンガ。
旧ソ連グループの1日放置した黒パンより、はるかに柔らかいです。
っていうか、頑張ればツルハシは要らないくらい。
面倒だけど、ナイフとフォークでも壊せます。
力加減は、優しさ8割。でないと、家そのものが倒壊しかねません。
あっという間に、ドアと窓を取り外しました。
設計士ベダステの構想では、ここに引き戸を入れます。
引き戸は、アフリカじゃそうとう珍しいです。
赤黒いテカった顔した大将です。
現場仕事だというのに、お帽子がおシャレ。
胸毛がとぐろってまして、間違っても抱かれたくないです。
壁を壊しつつも、大きなレンガは再利用します。
崩れたレンガはさらに砕いて、
水を撒いて、土に戻します。
あっという間に、ぬっちょんぐっちょん。
耳たぶより、ちょっと硬い感じ。
これが目地材です。
レンガを積み上げて、キッチンと寝室の間を塞ぎます。
どう見繕っても大雑把なラフ仕上げですが、彼らなりには入念。レンガを壁に食い込ませて補強するあたり、小粋じゃないですか。
美しき土の壁。
このやり方で、北海道の東川に家を建てていいですかね?
腐るほど土があるし。
うちの一級建築士に訊いたら、組積造ってことでいいんじゃねーのってことでして、役所に出す図面には、ただレンガって書いとけばいいし。(たぶんダメです)。
高知のイケハヤさん、おひとついかがです?
リビングの幅木取りが終わったら、今日はおしまい。
朝8時から夕方5時まで働いて、親方の日当は1,293円(10,000RWF)。
弟子はその半分で600円だから、時給75円。
ルワンダの物価は、力のこもっていない柔らか人参が3本で12円。
ローカル食堂のBuffetが129円。
肉は一切れだけだけど、炭水化物は食べ放題です。
生きてけます。
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ 自炊:卵焼き、パン
- 昼→ 外食:ローカル食堂:ブッフェ15,00
- 夜→ 買い食い:ピザ、たい焼き