トレッキングのつもりだったんです。
コンビニに行くくらいの、軽い気持ちでした。
背中におにぎりと卵焼きを背負って…。

山小屋の駐車場が一杯なので、路駐。筋肉マッスルなブルガリア人が、昨日あの山に登ったんだよと、大威張りで頂上を指差す奴らでして。はあ、それはすごいね。木、ぜんぜん生えてないじゃん。お兄さん登山家?
ボクら老夫婦は、疲れない程度に近場だけ冷やかしてきます。
小学生の遠足程度で十分ですから。

のん気に歩き出したら、いきなり瓦礫。

歩きにくい瓦礫道をひいひい登った先に、湖。そろそろゴールかと思ったら、

立ちはだかる壁。ボクら的には垂直登攀。これは全力で遠慮したい。撤退する勇気がないから、嫌々ながら全身全霊で登るわけですけど。

生まれてきたことを後悔しながら、頂上まで。結局、駐車場のお兄さんが登った山だったです。休み休み歩いたとはいえ、休みなく登った感の疲労困憊。下りもまた、疲れます。気を抜くと滑り落ちるから、足の裏に全神経を集中。
結局ですね、ボクらが登った山はヴィフレン山と言いまして、ブルガリアで2番目に高い2,914m。
知らないとはいえ、偉いところに登ってしまいました。
膝が笑い、股が震え、ふくらはぎが突っ張ったところで、今朝まで悩んでた肋間筋の痛みが、どっかへいっちゃったです。
ときどき、
「ナマステエ〜」
ネパール人じゃないから。
子どもがボクらを盗み見しながら、英語の練習をしています。
「Where, where, えーと、where are you〜 えーとWhere are you from?」
そろそろ追いかけて来そうな強烈な視線。

1000年くらい生えてるとかいう大木の肌。角質層。垢擦りにいいかも。
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ パン(7days)、バナナ、卵焼き
- 昼→ おにぎり
- 夜→ 外食:豚肉ステーキ、ビールほか(21.8レバ/1,293円)