愛のないアスファルト道路から外れ、土の道。
小石ひとつひとつの凸凹を丹田で受け止め、ジョージアを愛でる作戦です。
地元民しか通らない「ふれあい小道」。
雑貨店で水のペットボトルを買ったら、遠くからよお来なさったとお金を受け取らない下町の人情。
見慣れないCoolな外車を見て、驚く子どもたち。
その気持ち、わかります。
ボクらの幼少時、カウンタックを見てそうとう驚きましたから。
路傍の井戸端会議。
こっち来い、ちょっくら来い、茶あ飲めと手招きされ、沿道に向かって手を振ります。
みなさま、キタイ(中国人)じゃありません。
時速15kmくらいで、ちんたらと農道を攻めます。ときどき水たまりが洒落にならないくらい深い。
ぼくら中国人じゃないです。
日本人です。
田舎は、ヘイダル・アリエフ元大統領の写真だらけ。
愛されてるんですね、独裁ともなると。
いまの大統領はご長男。家族経営です。旧ソ連諸国で初めての世襲を達成。
オイル価格が半値まで下がったので、2015年2月に米ドルの公式レートを切り下げ。74%もお安くなったアゼルバイジャン。噂より物価は高くないです。
息子さんのイルハム・アリエフは、大統領の三選禁止規定を改定したご都合主義。 投票前に当選が発表された、万全の選挙です。
国境越え。
アゼルバイジャンの手続きは、30分。
ジョージア側はたったの5分。
書類一枚書かない簡単入国。
荷物は、調べる気なし。
家路を急ぐ羊が道路を占拠。
食堂を探していたら、酔っぱらいが
「¿Hablas español?(スペイン語話せる?)」って、このばりばりの日本人顔に、その質問おかしくね?
「Actually, ¡Si, craro!(もちろん)」
昼飯をたくさん食うと、晩飯抜きでも逝ける「省エネ老人」になりました。
「エコ大将」狙ってます。
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ 宿の朝食
- 昼→ 外食(20.08ラリ/1,033円)
- 夜→ 食べない