アゼルバイジャンで、温泉巡り。
一昨日の第一弾は、誰が知っているか知らない秘湯。
第二弾は、燃える温泉。
そして今日の第三弾は、原油温泉。
よく考えたら温泉じゃない。
オイル風呂というのか、石油風呂というのか、ブラック風呂。
原油に浸かって、全身真っ黒。
効能は、発ガン性あり。
軽く命がけです。
石油風呂は、サナトリウムにあります。
最初に医者の診断を受けなければなりませんが、我がまま言ってパス。
マッサージもパス。
いきなり原油漬けです。

風呂に入る前、売店でスポンジを買わされます。タオルじゃ洗い落とせないのです。シャンプーも必須。石けんじゃ駄目みたい。
個室に連れ込まれたら、先客がシャワー中でした。
個室なのに、見知らぬ誰かと裸の付き合い。
こういうの、苦手です。
担当のお兄さんの遠慮ない視線を浴びながら、全裸になります。
パンツ、脱ぎます。
言うほど使い込んでいない正宗が、恥ずかしがります。
湯船に股がったところでブレスレットを外すように言われ、正宗をぶら下げたまま悪戦苦闘します。
お兄さんがブレスレット外しを手伝ってくれましたが、正宗はノーガード。
こういうの、ホント苦手です。
湯船に横になりますが、まだ重油はありません。
浴槽に老体を晒しただけ。
首を傾げる正宗。
見下ろすお兄さん。
蛇口から、ゆーっくりゆーっくりと重油が出て来ます。
52歳の裸体が、黒い原油に沈む。
羞恥プレイに心を奪われたら負け。
原油に漬かるのは、砂時計できっちり10分です。

10分後、お兄さんが靴べらでどろりとした原油をこそぎ落とします。あろうことか正宗まで、靴べらで。。。べらべらと。。。
正宗、考えちゃ駄目だ。

重油を抜いたあと。
ここナフタラン市のナフタは、石油の意味です。
原油は価値がないそうで、怪我の巧妙とばかりに温泉に利用。
いろいろと効能があるらしいけど、発ガン性もあるとかないとかの噂です。

峠を攻めたら、霧。ナニも見えない峠ほど、面白くないものはないです。

今晩のホテル。安ホテルがないのですよ。ぜんぜん。朝食付きで4,401円だから、ま、いいか。

ホテルの前。国会議事堂なんだか、宮殿なんだか、よくわからない。
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ 宿の朝食
- 昼→ 宿の昼食
- 夜→ 外食:8.3マナト/アイスクリーム(2.5マナト)