当旅館の御宿泊客様が、観光地として有名なボカ地区の東側を彷徨いて、三人組みに追いかけられました。
2グロックほど全力疾走して三人組みはまいたけれど、犬には追いつかれたそうです。
だからね、あれほどブエノスは強盗やらなんやらで危ないから気をつけろと、過去の被害例をさんざん言ったのに、ちょっとその辺歩いただけで思ったより安全だわいとたかをくくって、わけわからんところをほっつき歩くから、危ない目に遭うわけです。
若者はたかをくくる生き物なのはわかるけれど、こちらには老婆心ってものがあるのです、爺だけど。
自己責任かもしれないけれど、被害に遭ってもらいたくないのですよ、やっぱし。
ナニをどう伝えれば、この「十二分の注意をされたし」の警戒度をわかってくれるのだろうか。
拙者が強盗になって、お金を奪えばいいのだろうか。
それからあれだよ、首から一眼レフをぶら下げて街を歩かない方がいいよとアドバイスしても、やっぱり首にぶら下げるんだよね、最近の人。
昭和のパック旅行じゃないんだし、かっこ悪いし、葱鴨じゃん。

突然ですが覚えてますか、「母を訪ねて三千里」の舞台は、1880年のアルゼンチンなのです。
1880年といえば、パナマ運河の工事が始まり、トーマス・エジソンが白熱電球の特許を取得し、日本は明治13年。
翌年に自民党が結成し、西郷隆盛は三年前に死んでます。
十歳のマルコ青年は、イタリアのジェノバから、マルセイユ→バルセロナ→マラガ→ダカール→ブラジルのリオネジャネイロで船を乗り換えて、ここブエノスアイレスへ来たのです。
十歳でね。
馬車でバイアブランカ→汽車でブエノスアイレスへ戻り→船でロサリオ→汽車でコルドバ→無賃乗車、牛車隊、徒歩でトゥクマンと旅したのです。
十歳でね。
トゥクマンでお母さんに会って、お母さんってそんなところでナニしてたんでしたっけ?
トゥクマン→コルドバ→ロサリオ→ブエノスアイレス→イタリアのジェノバへ帰国
陸路計算だと、計25,910キロ(約6,598里)です。
全然三千里じゃないじゃん。
セミ(寝台バス)やセミカマ(中級バス)なんか乗ってる場合じゃないね、旅人よ。

(出典は、「世界名作劇場雑記」より)

日本の労働人口の約4割が、年間の収入が300万円以下で、アルゼンチンの労働人口の8割以上が、月収9万円ちょい以下。
ノーベル経済学賞受賞のクズネッツいわく、「世界には先進国・途上国・日本・アルゼンチンの4種類の国しかない」。
その心は、先進国と途上国。そして先進国に成り上がった日本と、途上国に転落したアルゼンチン。だそうです。

(出典は、「世界のデフォルト国家一覧表」より)

成り上がりですが、途上国で宿の管理人をしております。

posted by 44と書いてyoshiと読みます。

  • 朝→ 自炊:卵焼き、冷凍ハンバーグ、ブルーチーズ、クロワッサン、ミカン
  • 昼→ 自炊:スパゲティ・ボロネーゼ
  • 夜→ シェア飯:ステーキ

アルゼンチン ブエノスアイレス 国、地域別 南米

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