8時半出発。
見上げれば曇天。
カリーの森を走る。
【本日の観光その一】
ワーレン国立公園のお茶目な巨木、バイセンテニアルツリーを登りました。
ここはオーストラリア一のおススメ観光地です。
巨木に長さ数十センチの釘を螺旋状に打ち付けただけの階段、いやいやいやこれは階段とは呼べないね、太さ二センチくらいしかない螺旋梯子、手すりなしで130段、地上68メートルまで登ります。
二十階建てビルに梯子を立てて命綱なしで登るようなものです。
わかってもらえますかね、この恐怖感。
さすがオーストラリア、激しくヤンチャなアトラクションです。
しかも管理人なし。
昨日からの雨模様で、これがまた実によく滑りそうな案配の金属の梯子は、足を滑らせたらどんなに運がよくても即死すること請け合いの、命を張った木登りです。
高所を行くときは下を見るなと言うけど、理屈では理解できても恐怖心がついつい足下を覗きます。
膝が笑います。
パッと両手を離したらどうなるのだろう、と悪魔のささやきが聞こえてきたところで、ボクは断念しました。
諦めが長生きの秘訣です。
記録77段。
祐子は神経の配線が常人とは違うらしく、頂上を制覇。
我が嫁ながらあっぱれでございます。
ベリーが美味いと地元民に評判のカフェで、パンケーキを食べくつろいで、木登りの緊張感が緩んできました。
全身がへろへろです。
【本日の観光その二】
ノーナラップ国立公園のバレー・オブ・ザ・ジャイアントで、入場料大人10A$を支払ってツリートップウォークを歩く。
ツリートップウォークとは、地上から最高40メートルの高さを誇る、森の散歩道、全長600メートルの橋です。
今日はそんなのばっかです。
歩道とはいえ、高さ40メートル、足下スケルトン、これもまた肝っ玉が小さいと笑えないアトラクションです。
風の歌がうなり声に、そして森の咆哮に。
足下が揺れます。
羊、黒い牛、牧場、雨、虹。
お米を切らせていたので、晩飯にスパゲティを茹でました。
味付けをしないスパゲティ。
これを我が家では、「素スパゲティ」と呼びます。
それにしてもあまりにも味気なかったので、ボクは永谷園のお茶漬けの素をかけました。
祐子はオリーブオイルと粉チーズをかけてました。
それ、美味しいの?
夜、やたらと激しい風がボクらの家、キャンピングカーのことですが、を襲います。
三匹の子豚の長男じゃあるまいし、風に飛ばされそうな我が家。
ハリケーンが来てるんじゃないですよね。
微妙に心配です。
雨も容赦ないし。
posted by 44と書いてyoshiと読みます。
- 朝→ ベリーの美味しい評判のカフェで、パンケーキ
- 昼→ 抜き
- 夜→ キャベツとベーコンのコチジャンスープと素スパゲティ
200パーセント無理です。絶対に。それ台風の波より怖いっすよ。。